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(アメリカ、カリフォルニア州インディアン・ウェルズ)
パシフィック・ライフ・オープン女子部門(賞金総額210万ドル)は現地17日シングルス決勝が行われ、第14シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)が第2シードのS・クズネツォワ(ロシア)を6-3, 6-4のストレートで下して優勝した。ハンチュコバは2002年の今大会がWTAレベル唯一のタイトルで、5年ぶり2度目の優勝となった。
今大会は、S・ウィリアムズ(アメリカ)やJ・エナン(ベルギー)など最近好調のトッププレーヤーたちが欠場、またトップシードのM・シャラポワ(ロシア)が早々と姿を消すなど、その他の上位選手たちにはラッキーな状況となっていた。クズネツォワも昨年3月のマイアミ以来となるティア1大会優勝を狙っていたが、一方のハンチュコバも18歳だった5年前の今大会優勝以来となるビッグ・タイトルが目前となると、さすがに勢いが違った。
二人は先月のドーハでも準決勝で対戦し、その時はクズネツォワがストレート勝ちしていたが、この日はハンチュコバが大事なところでブレークを決めて試合の主導権を渡さなかった。持ち前のグランドストロークを深く決める一方、果敢なネットプレーで圧倒した。最後はクズネツォワのフォアハンドが大きくはずれると、ボールが着地する前にハンチュコバは勝利の喜びで飛び上がっていた。
「この場所はとても特別な場所。」と語るハンチュコバは、2002年にはM・ヒンギス(スイス)を倒して優勝していた。「(5年前の優勝よりも)今回の方が大切な意味をもつわ。」と、この間に経験した苦しい時期をかみ締めるかのように感慨深く語った。
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