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(ロシア、モスクワ)
ロシア対アルゼンチンという組み合わせとなった男子国別対抗戦(デビスカップ)決勝がこの金曜日からモスクワで開催され、初日はシングルスの2試合が行われた結果1勝1敗となり、まずはタイ・スタートとなった。
初戦ではロシア代表N・ダビデンコ(ロシア)がアルゼンチン代表J・I・チェラ(アルゼンチン)を6-1, 6-2, 5-7, 6-4で下し、ロシアチームに1勝をもたらした。
ダビデンコは第1セットの開始当初、いきなり3ゲームを連取し波に乗る。その後チェラが1ゲーム取り戻すももの、残りの3ゲームを再びダビデンコが連取、第1セットを6-1でものにする。
第2セットに入るとチェラも反撃を見せるようになったが、それでも2ゲームを取るのがやっとで、リターンが絶好調のダビデンコが6-2で2セット目を奪った。
第3セットはチェラが7-5で何とか奪い返したものの、第4セットでは再びダビデンコがチェラのサービスゲームを2度ブレークし、試合に終止符を打った。
続く第2試合では、アルゼンチン代表D・ナルバンディアン(アルゼンチン)とロシア代表M・サフィン(ロシア)の激突となり、ナルバンディアンが6-4, 6-4, 6-4のストレートで下し、初日の結果を1勝1敗のタイとした。
サフィンが勝っていればロシアチームが2勝0敗と大きくリードしていたところだが、1セットも奪えず完敗した。
ナルバンディアンは第1セットの第1ゲーム、いきなりサフィンのサービスをブレークすると続く第2ゲームをキープ、2-0とリードする。その後両者サービスキープが続き、そのまま第1セットをナルバンディアンが6-4で奪う。
第2セットに入ってもナルバンディアンが勢いを持続、サフィンのサービスを2度ブレークし、一時は4-1とリードする。その後、サフィンは1度ブレークバックするものの、最後はナルバンディアンがサービスをキープ、第2セットも6-4で奪う。
第3セットでも第7ゲームでナルバンディアンがサフィンのサービスをブレークすると、最後の第10ゲームはラブゲームで締めくくった。マッチポイントは見事なサービスエースだった。
ナルバンディアンはかなりのプレッシャーを負ってプレーしていたようだが、試合を終えてみると「ここの観客の反応は素晴らしいね。1ポイント1ポイント観客と一緒に取って行った感じだ。おかげでとてもいいプレーができた。」と、満足気に試合を振り返っていた。会場にはディエゴ・マラドーナはじめ多くのアルゼンチン・サポーター達が応援に駆けつけていた。
決勝2日目の土曜日にはダブルス1試合が行われ、アルゼンチン代表ナルバンディアン/A・カイエリ(アルゼンチン)組がロシア代表D・ツルスノフ(ロシア)/M・ヨージニ(ロシア)組と顔を合わせる。
決勝3日目の日曜日にはリバースシングルスが行われる。ナルバンディアンがダビデンコと、チェラがサフィンと、という組合わせ予定になっている。
先に3勝をあげたチームが優勝となる。
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