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(スペイン、マドリッド)
熱戦が続いた女子ツアー最終戦WTAツアー・チャンピオンシップスは日曜日に決勝が行われ、第3シードのJ・エナン(ベルギー)=アルデンヌが第1シードのA・モレスモ(フランス)を、試合時間1時間28分、6-4, 6-3のストレートで下し有終の美を飾った。エナン=アルデンヌは最終戦初優勝、今季6勝目を手にした。優勝トロフィーはB・ジーン・キング(アメリカ)の手によって授与された。
エナン=アルデンヌは今季、全豪オープンとウィンブルドンの決勝でモレスモに敗れており、また今大会予選ラウンドロビンでも負けていた。しかし100万ドルの優勝賞金がかかった決勝では、終始集中力を高め確実に重要なポイントをものにし勝利を引き寄せた。試合後エナン=アルデンヌは、「信じられないほど素晴らしい1週間だったわ。この数週間はとてもタフだったから、優勝できるとは思っていなかった。でも今日は攻撃的なプレーをしたわ。本当に優勝したかったから、勝つためだけにコートに向かったの。そして全ポイントでプレッシャーをかけ続けた。」と話していた。「今回初めてツアー最終戦でいいプレーができた。決して私の得意なサーフェスではないけれど、ここでもちゃんといいプレーができることを証明できたと思うわ。」
試合は、第1セット、両者1ブレイクずつ奪った第9ゲームで、エナン=アルデンヌがモレスモのサービスをブレイクして5-4とし、第10ゲームをラブゲームキープして第1セットを先取。第2セットでも早々にモレスモのサービスをブレイクして試合の流れを掴んだ。モレスモもすぐにブレイクバックし3-3と反撃の狼煙をあげたが、エナン=アルデンヌの勢いを止めることは出来なかった。最後は2度目のマッチポイントでモレスモが合計4度目となるダブルフォルトを犯し試合に終止符が打たれた。この日のエナン=アルデンヌはファーストサーブ成功時に落としたポイントがたった7ポイントと驚異的なパフォーマンスを記録、また果敢に挑んだネットプレーにも抜群の冴えを見せた。
モレスモは、エナン=アルデンヌが今大会決勝に進んできた時点で年末最終ランキング1位の座も奪われており、2重の意味でエナン=アルデンヌに屈した大会となった。「今日の彼女(エナン=アルデンヌ)のプレーは素晴らしかったし私より上だったわ。昨日の準決勝のようなプレーができなかったのは残念ね。今日はサーブもよくなかったし少し疲れていた。昨日の準決勝でキム(クレイステルス)に勝つためにエネルギーを使いすぎた。ジュスティーヌ(エナン=アルデンヌ)は確実にチャンスをものにしていたのに私はそれができなかったわ。」
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