HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
(中国、北京)
チャイナ・オープン女子部門(賞金総額60万ドル、ティア2)は土曜日準決勝が行われ、世界ランク1位のA・モレスモ(フランス)が急成長中の第6シードJ・ヤンコビッチ(セルビア)を6-1, 3-6, 7-6 (7-3)で退け決勝に駒を進めた。モレスモはこれでヤンコビッチに4戦4勝となり、今季6度目の決勝進出。
ヤンコビッチとの過去3回の対戦でわずか1セットしか落としていなかったモレスモは、この日も第1セットを6-1で簡単に奪い楽勝ムードを漂わせた。しかし全米オープンで初のグランドスラム大会ベスト4を経験し、波に乗る21歳ヤンコビッチは、第2セットを6-3で奪い返し、第3セットもタイブレークに突入する大健闘を見せる。結局最後は経験の差がものを言い、モレスモが僅差で勝利を手にしたものの、ヤンコビッチの成長ぶりが目立つゲームとなった。
勝利したモレスモは、「今夏ヤンコビッチはとてもいいプレーをしていた。第1セットは簡単に奪えたけれど、第2セットの彼女のプレーはすばらしかった。驚きだったわ。」と、ヤンコビッチのプレーに舌を巻いていた。一方、モレスモのサーブを6度ブレークしたヤンコビッチは、「正直、アメリ(モレスモ)はストレート勝ちできたと思う。第2セットの私はいいプレーができてリズムをつかめかけていたけれど、サーブがひどかった。疲労で倒れそうだったわ。」と話していた。
モレスモは日曜日の決勝で第2シードのS・クズネツォワ(ロシア)と対戦する。
クズネツォワは、地元期待のS・ポン(中国)を6-0, 6-2で圧倒し、先週のウィスミラク国際に続き2週連続で決勝進出を決めた。「今日は頭のいいプレーができた。一方ポンはあまりいいプレーができていなかったと思う。疲れていたのではないかしら。第1セットでは彼女を走らせるように心がけたし、ドロップショットも使ったわ。」先週のウィスミラク国際で優勝を飾っているクズネツォワは、決勝で今季3度目のタイトルを目指す。
モレスモとクズネツォワのこれまでの対戦成績では、モレスモが4勝2敗でリードしている。しかし最近の2試合ではクズネツォワが2勝しており、4月のマイアミの大会の準決勝でもクズネツォワに軍配が上がっている。モレスモとの試合を前にクズネツォワは、「タフな試合になると思う。でもトップの選手たちとプレーするのは嬉しいわ。アメリ(モレスモ)はバラエティに富んだプレーをしてくる。彼女と対戦するのはとても面白いのよ。」と話していた。
一方のモレスモも「スヴェトラナ(クズネツォワ)はいいプレーヤー。守りも強いし、とても攻撃的でサーブもいい。ウィスミラク国際でも今大会でも良いプレーを展開しているわね。明日の決勝はタフなものになると思う。」と気を引き締めていた。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.