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(アメリカ、サンディエゴ)
USオープン前哨戦のアキュラ・クラシック(賞金総額$1,340,000)が、現地月曜日にスタートした。世界ランキング2位で今大会第1シードのK・クレイステルス(ベルギー)らトップシード勢は、この日試合はなかったが、大会前の記者会見でクレイステルスが大会にかける意気込みを語った。
「ものすごくタフな大会ね。リンジー(ダベンポート)とジェスティーヌ(エナン)がここにいないのはとても寂しいけれど、メアリー(ピアース)やマリア(シャラポワ)をはじめとするたくさんの素晴らしい選手や若い選手がたくさん集結しているわ。彼女ら(ダベンポートとエナン)がいたらもっと盛り上がったとは思うけどね。」と笑顔でコメントしたクレイステルスだったが、会見に居合わせた記者から「なぜウィリアムズ姉妹の欠場には一切触れないのか」と質問される一幕も。
意地の悪い記者の質問に対しクレイステルスは、「もちろん彼女らの欠場は残念よ。ただヴィーナスにしてもセリーナにしても、たくさんの大会を欠場しているわけで、それはこの大会に限ったことでない。ヴィーナスとはこれまでも良い試合をしてきたしね。ただ彼女らが出場しようがいまいが、私にとってはあまり関係のない話。」と弁解。一見すると、ウィリアムズ姉妹批判とも受け取れる発言ではあったが、クレイステルスの真意はその逆だったようだ。「彼女ら(ウィリアムズ姉妹)によって、女子テニスのレベルが飛躍的に向上したことは明らかね。そして彼女らは世間の目を女子テニスに向けさせてもくれた。今進んでいるこの道を切り開いてくれた彼女らの功績に対し、私たちは感謝しなくてはいけないと思う。」
またこの大会には、長期間ツアー離脱を余儀なくされていたM・ピアース(フランス)が出場することとなった。「フロリダでトレーニングしていたとき、ふとこの大会に出ようって思ったの。こうしてツアーに戻れたこと、皆に会えたことをとても嬉しく思っているわ。タイトルを防衛できたなら最高ね。でも今はそこまで求めていないわ。とにかくエンジョイしてプレーできればそれで良いと思っているの。でもサプライズを起こせるかもしれないわよ。」と、ピアースは屈託のない笑顔で話していた。
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