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(イギリス、ロンドン)
熱戦が続くウィンブルドン前哨戦のステラ・アルトワ選手権(賞金総額80万ドル)で、準々決勝を行った世界ランキング2位で第1シードのR・ナダル(スペイン)が左肩の故障を悪化させ、途中で棄権を余儀なくされた。
先日の全仏オープンでは決勝でフェデラーを下して見事2連覇を飾り、クレーコートで60連勝中のナダルは、ウィンブルドンでもフェデラーを脅かす存在であることを示す気構えでいた。
しかし、芝のコートの今大会で2試合をこなした後、準々決勝では第8シードのL・ヒューイット(オーストラリア)と対戦したが、試合途中で肩の故障のため残念な棄権となった。
ナダルは第1セットを6-3で奪ったものの、第2セットの途中では肩の治療を受けた。そして第2セットはヒューイットが6-3で奪った時点で、ナダルは棄権を決めた。ナダルは26連勝中だったが、残念ながらその記録は途絶えることとなり、ヒューイットがベスト4進出となった。
ナダルは、「第1セットの最終ゲームあたりから肩が痛み始めて次第に悪化していった。サーブもできない状態で試合を続けたのはよくない選択だった。」と状態を語った。
ナダルは木曜日3回戦のF・ベルダスコ(スペイン)戦では、2-6, 7-6 (7-3), 7-6 (7-3)で辛勝していた。
一方のヒューイットも、同じ3回戦でM・ミルニ(ベラルーシ)に4-6, 6-1, 7-6 (7-4)で逆転勝ちを収めていた。
ヒューイットが準決勝で対戦するのは、ベテランT・ヘンマン(英国)。今大会過去3度準優勝しているヘンマンは、このところのスランプを克服するかのように得意の芝のコートで元気なところを見せ、第15シードのD・ツルスノフ(ロシア)を6-3, 7-6 (7-1)で下し、準決勝進出を決めた。ヘンマンの準決勝進出は2003年以来。
「いまの調子からすると、勝ててもおかしくは決してない。このまま勝ち続けたい。何はともあれ、ウィンブルドンに向けてものすごい自信になったことは間違いない。」と、ヘンマンも自信を深めていた。
ヒューイットとはこれまで1勝8敗と大きく差がついているが、今年3月のマイアミではヘンマンが勝っている。
もう一方のドローの山では、今大会初の4連覇に挑む第3シードのA・ロディック(アメリカ)が、第6シードのF・ゴンサレス(チリ)を6-4, 6-2で下してベスト4進出を決めた。
ロディックはこれで今大会18連勝となった。ロディック以前には、1979年から81年のJ・マッケンロー(アメリカ)と、2000年から2002年のヒューイットの2人が3連覇を達成している。
ロディックは準決勝で同胞で第5シードのJ・ブレーク(アメリカ)と対戦する。
ブレークは、準々決勝で第13シードの若手成長株G・モンフィス(フランス)が背中の故障で棄権してのベスト4進出。ブレークは第1セットを6-1で奪っていた。
モンフィスは先日の全仏オープンの3回戦でブレークを倒していた。また今大会では木曜日に、第2シードのI・リュビチッチ(クロアチア)を下し、番狂わせを演じていただけに、惜しい棄権となった。
ブレークはロディックにこれまで6戦全敗と勝ち星を上げられていない。
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