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(スペイン、バルセロナ)
王者R・フェデラー(スイス)が、来週から始まる全仏オープン制覇に向け闘志を燃やしている。イタリア・マスターズ大会決勝では、クレーの王者R・ナダル(スペイン)の前に、あと一歩のところで惜しくも敗れ去ったフェデラーだが、ナダル相手に死闘を演じたことで、全仏オープン初優勝にむけ自信を深めたようだ。
23日、スペイン・バルセロナで行われた『ローレウス・スポーツ賞』の授賞式に出席したフェデラーは、「ナダルが全仏オープンの優勝候補ナンバー1であることは間違いない。それも圧倒的なナンバー1だ。でもあの試合(イタリア・マスターズ大会決勝)で、僕はクレーであっても彼(ナダル)を倒すことが出来ることを確信した。だから今は、全仏オープンで彼と戦うことを心待ちにしているんだ。」と話していた。
「ナダルを倒すために必要なものは何か?」との記者の問いには、「(ナダルを)倒すのに必要なものは全て僕の中にある。ナダルに勝つためには彼のプレーになれる必要があったのだけれど、やっと勝利出来るところまで来たと思っているんだ。実際、ローマ(イタリア・マスターズ)は僕が勝つべき試合だった。」と答えていた。
また全仏オープンの展望については、「優勝は僕かナダルのどちらかになると思う。D・ナルバンディアン(アルゼンチン)やクレー巧者のT・ロブレド(スペイン)あたりに僅かだけれど可能性があるかな。」と語り、ナダルとの一騎打ちになる可能性が高いことを示唆した。
R・レーバー(オーストラリア)以来となる年間グランドスラム達成のかかる全仏オープンで、王者はどのようなプレーを見せるのだろうか。自身が語るように、ナダルとの一騎打ちになるのかどうか注目は尽きない。
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