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(アメリカ フロリダ州キービスケーン)
ナスダック100オープン(男女共催、賞金総額690万ドル)最終日は男子決勝が行われ、世界ランキング1位で第1シードR・フェデラー(スイス)が第6シードI・リュビチッチ(クロアチア)を7-6 (7-5), 7-6 (7-4), 7-6 (8-6)、3セットともタイブレークにもつれ込む接戦を制し、見事2年連続優勝を遂げた。
「そりゃ接戦よりも圧勝のほうがいいに決まってるけど、最後に勝てればそれでいいんだ。何度勝っても、勝者としてコートを去るほうがはるかに気持ちいいからね。」と、無敵の王者も喜びをあらわにした。
これでフェデラーはアメリカの大会では8大会連続優勝で48連勝中。また、リュビチッチとの生涯対戦成績を10勝3敗に伸ばした。
両者譲らない試合展開となったが、決めの一手は必ずフェデラーが握り、第1セットのタイブレークの最後の2ポイント、第2セットでも同じく最後の6ポイント、第3セットでも最後の3ポイントを連取し、勝負強さを見せ付けた。第3セットでは5-6で相手にセットポイントがあったもののサービスエースで乗り切り、さらにもう1本のサービスエースで7-6と逆転すると、マッチポイントはラッキーなバックハンドリターンのネットインだった。
フェデラーは今季タイブレークで12勝1敗であるが、1試合で3つのタイブレークを制したのは初めて。
一方善戦したリュビチッチは、「大事なポイントになってもフェデラーは、リラックスして自信を持ったいいプレーをしたと思う。」と勝者を称えた。「第3セットのタイブレークで僕が6-5でセットポイントを握った時、彼はすばらしいサーブを打ってきたよ。」
「試合に僅差で負けると、試合後10秒間は怒りが収まらないけど、1週間も経つと互角に戦ったことを誇らしく思うものさ。でも負けは負けだし、今日はストレート負けを喫したから少しつらいね。」と悔しさをにじませるリュビチッチだった。
24歳のフェデラーはこれでATPツアーのマスターズシリーズで24連勝中で、同9大会連続の優勝。また今季の成績も28勝1敗に伸ばした。他方リュビチッチは、今季25勝4敗となったが、月曜日に発表される世界ランキングで自己最高タイの5位になる。
また、この日は女子ダブルス決勝も行われ、第1シードのL・レイモンド(アメリカ)/S・ストザー(オーストラリア)組が、第7シードのM・ナブラチロワ(アメリカ)/L・フーバー(アメリカ)組を6-4, 7-5のストレートで下し優勝した。レイモンド/ストザー組は、今季全豪オープンで準優勝し、その後も、東レPPO以降4大会連続でツアー優勝を果たすなど、好調を続けている。
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