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(アメリカ、カリフォルニア州インディアンウェルズ)
パシフィック・ライフ・オープン8日目の15日は、男子シングルス4回戦と女子シングルス準々決勝が行われており、男子第3シードのA・ロディック(アメリカ)や第4シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)がともに敗れるという波乱があった。
母国の大会でもあり人気が高いロディックは、第24シードのI・アンドレエフ(ロシア)と対戦し、6-4, 6-7 (5-7), 6-1のフルセットの末敗れた。
第1セットを落としたものの、第2セットのタイブレイクを制して気を取り直した感じのロディックだったが、最終セットもアンドレエフに0-2とリードを許し、その後は形勢が変わることもなく決着がついた。
試合中のロディックには明らかに苛立ちが見え、第2セットではその言動についてアンパイアから注意を受けたほど。第6ゲームを自分のダブルフォルトで落としたときは、ラケットを地面にたたきつけ、そこでもペナルティを受けた。
ロディックは今季、準決勝に一度上がったのがベストの成績。長らく続くスランプ脱却のため、先月はコーチもディーン・ゴールドファインから、実兄のジョン・ロディックに変えたばかりだが、まだその効果が現れているとは言えないようだ。
勝ったアンドレエフは、この後行われる第12シードのJ・ブレーク(アメリカ)対第26シードのT・ハース(ドイツ)の勝者と準々決勝で対戦する。ハースは3回戦でA・アガシ(アメリカ)を倒し、波に乗っている。
並行して行われたナルバンディアン対P・スリチャパン(タイ)戦も、第1セットだけでも1時間に及ぶ接戦となったが、スリチャパンが6-7 (5-7), 6-3, 6-2で競り勝った。スリチャパンは、M・サフィン(ロシア)対J・ニエミネン(フィンランド)戦の勝者とベスト4をかけて対戦する。
また、ともに20歳同士の対戦となったM・バグダティス(キプロス)対T・ベルディフ(チェコ共和国)戦は、バグダティスが6-4, 6-1で快勝した。この後行われる試合で第2シードのR・ナダル(スペイン)がS・グロージャン(フランス)を下せば、準々決勝でバグダティス対ナダルという注目のカードが実現する。
この他、トップシードのR・フェデラー(スイス)がR・ガスケ(フランス)を6-3, 6-4で下している。また、デビスカップの盟友同士I・リュビチッチ(クロアチア)対M・アンチッチ(クロアチア)の4回戦などが控えている。
女子では準々決勝の2試合が行われ、第1試合ではM・ヒンギス(スイス)がD・サフィーナ(ロシア)を6-3, 6-4で下し、いち早くベスト4入りを果たした。ヒンギスが次に対戦するのは、この後行われる第3シードのM・シャラポワ(ロシア)対A・グローネフェルド(ドイツ)の勝者となる。
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