HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
先週末、ドバイ・テニス選手権の決勝でR・ナダル(スペイン)がR・フェデラー(スイス)を2-6, 6-4,6-4の逆転で下し見事優勝を手にした。クレーコート・スペシャリストと思われていたナダルがハードコートで王者フェデラーを撃破したことは、男子テニスがそれまでの「フェデラー一強時代」から「フェデラーとナダルの二強時代」に突入したことを意味するものだった。
過去、「ボルグとマッケンロー」「サンプラスとアガシ」に代表されるように、偉大なチャンピオンが誕生するとき、必ずその座を脅かすライバルが存在してきた。すでに7つのグランドスラムタイトルを獲得し、P・サンプラス(アメリカ)のグランドスラム・タイトル14を超えるのは時間の問題といわれるフェデラーだが、現役の選手の中でD・ナルバンディアン(アルゼンチン)とナダルにだけ負け越しを許している。ただしナルバンディアンに喫した敗戦の殆どがトップレベルになる前のものであったことを考慮すると、実質的にはナダルだけが唯一フェデラーに勝ち越している選手といえる。
ほんの数年前、フェデラーのライバルになると予想されたA・ロディック(アメリカ)やL・ヒューイット(オーストラリア)は、フェデラー攻略の糸口をつかめぬまま、若手選手の台頭にランキングも下降の一途を辿っている。今や男子テニス界が、フェデラーとナダルの二強時代に入っていることは世界ランキングをみても明らかだ。
ナダルがフェデラーの真のライバルになるかどうかは、これからのナダルの活躍にかかっているが、すでにフェデラー自身はナダルを最大のライバルと認めているようだ。ドバイの決勝でナダルに敗れたフェデラーは、「ラファ(ナダル)は優勝に値するプレーをした。試合を通して信じられないくらい堅実なプレーをしていた。本当に素晴らしい選手だと思うし、最高の左利きプレーヤーさ。サーブやクロスコートのラリーが彼が相手だととても難しく感じるんだ。でもこの借りはしっかり返すつもりだよ。」と語り、リベンジを誓っていた。
これからこの二人がどのようなライバル関係を築いていくかに注目が集まる。
その他のニュース
|
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.