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(カタール、ドーハ)
木曜日に行われたカタール・トタル・オープン(賞金総額60万ドル、ティア2)の準々決勝で、杉山 愛はJ・シュルフ(ドイツ)を6-3, 6-2の快勝で下しベスト4へ駒を進めた。今大会前までは0勝5敗と苦しいスタートを切っていた今シーズンだったが、やっと本来のプレーが見え始めた。
杉山は決勝進出を掛けて、第2シードのN・ペトロワ(ロシア)と顔を合わせる。ペトロワはN・リー(中国)を6-4, 6-4で破り、自身2度目のタイトル獲得まであと2勝と迫った。両者はこれまで杉山の2勝1敗となっている。
3年のブランクを破り今シーズンからツアーへ戻ってきて旋風を巻き起こしているM・ヒンギス(スイス)も、2004年USオープン覇者であり第6シードのS・クズネツォワ(ロシア)を7-6(9-7), 6-2で下して準決勝進出を決めた。
ヒンギスは、クズネツォワとは初の対戦だったが、第1セットのタイブレイクでは2度のセットポイントを凌ぐと、第2セットは完全に自分のリズムで試合を展開した。今大会には2001年に優勝して以来の出場で、これで通算7勝1敗となっている。「第1セットでサービスをキープするのがやはり鍵ね。昨日もそうだった。今日はタイブレイクをとったのが自信につながった。」と、試合を重ねるごとに自信を深める元女王ヒンギス。
ヒンギスは決勝を掛けてトップシードのA・モレスモ(フランス)と戦う。この日モレスモはR・ビンチ(イタリア)を6-4, 6-0の圧勝で下している。「ビンチは変わったプレーをするので、第1セットは慣れるまでちょっと時間がかかった。」と去年USオープン1回戦以来となる相手について語った。
モレスモは今季出場した5大会中3大会で優勝を上げており、それには自身初となるグランドスラムの優勝である全豪オープンでのタイトルも含まれている。彼女は今大会で優勝を果たすと、K・クレイステルス(ベルギー)を抜いてランキング1位へ返り咲く。「今は1位になることよりは、とにかく次の試合のことを考えている。」とモレスモは語るが、5年ぶりとなるヒンギスとの戦いには当然ながらファンの関心が集まる。
「今年に入ってからの彼女のプレーはずっとテレビで見ていた。とてもいいプレーができていると思う。私はとにかく自分のテニスをするまで、それで勝てるかどうかと言うところね。」と、これまで4勝7敗と引けをとるモレスモ。一方のヒンギスも、「彼女こそ今一番倒しがいのある相手ね。私たちは二人とも昔とは違った選手になっているし、とにかくプレーしてみないとね。自信に溢れる相手を前に、私もベストを出しつくすつもりよ。」と意気込みを語っている。
今大会の優勝賞金は9万5千500ドル。
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