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(アラブ首長国連邦、ドバイ)
前日の準々決勝が雨で順延となったドバイ・デューティ・フリー女子オープン(賞金総額100万㌦)の金曜日は、続いて準決勝も行われるダブルヘッダーの一日となったが、そのタフな状況を勝ち抜いて、J・エナン(ベルギー)=アルデンヌとM・シャラポワ(ロシア)が決勝進出を果たした。
前日の準々決勝では、第1試合のA・モレスモ(フランス)対S・クズネツォワ(ロシア)戦が第1セットでモレスモ3-2とリードしたところで、雨のため以降の試合が全て順延となっていた。
この日同試合再開後も両者譲らぬ展開となったが、クズネツォワが7-6 (13-11), 6-4で接戦を制して勝ちあがり、これまでの両者対戦成績を1-4とした。モレスモは全豪オープンを含むここ3大会連続優勝で16連勝を遂げていたが、今大会ではベスト8止まりとなった。また、今大会で決勝に到達すれば、K・クレイステルス(ベルギー)を抜いて世界ランキングNo.1に返り咲くことになっていたが、それもおあずけとなった。
「さすがにガス欠になったわ。体力的にも精神的にも。」と語るモレスモは、「でも今日の負けは気にしていない。1週間ちょっと休んで、次のドーハでまたがんばるわ。」と、早々と気分を切り替えていた。
続く第2試合では、今大会で2003年~2004年と連覇している第4シードのエナン=アルデンヌがF・スキアボーネ(イタリア)を6-4, 7-6 (7-5)で制し、まずベスト4入り。
次に登場の第2シードL・ダベンポート(アメリカ)は、M・キリレンコ(ロシア)に4-6, 6-2, 6-3で競り勝ち。
続く準々決勝最後の試合では、シャラポワがM・ヒンギス(スイス)と対戦し、6-3, 6-4で勝ち、今月初めに東レPPO準決勝で味わった苦い敗退の雪辱を果たした。
「もちろんリベンジのことを考えて臨んだ。」と言うシャラポワは、「今日はアグレッシブに行くことが大事と思い、ちょっとぐらいはずれても気にしないでプレーをした。」と、いつも以上に気合が入っていた様子。
一方のヒンギスは「試合を通じてそれなりのプレーはできたけど、ミスが目立った。限られた日程のなかで1回戦から勝ち上がってくるのは、やはり体力的に消耗するので、早くランキングを上げて、シード選手として1回戦免除されるようになりたいわね。」と、当面の目標について語っていた。
準決勝では、まずエナン=アルデンヌ対クズネツォワ戦が行われたが、こちらも第1セット1-1のタイで雨のため2時間ほど中断された。再開後はエナンが一歩先に出て、6-2, 7-5で試合を制した。
シャラポワとダベンポート戦は、準々決勝でフルセットの試合を強いられたにも関わらず、ダベンポートが第1セットで4回ブレークを決めるなどいい出だしを見せたが、第2セットからはシャラポワの強打がことごとく決まり始め、3-6, 6-1, 6-3でシャラポワに軍配が上がった。
シャラポワは、このところ準決勝では6連敗しており、今回久しぶりに決勝進出を果たした。ダベンポートは今大会連覇はならなかった。
これにより、決勝は全豪オープン準決勝以来となるエナン=アルデンヌとシャラポワの一騎打ちとなった。両者これまでは、3対1で、最初の対戦ではシャラポワが勝ったが、以降はエナン=アルデンヌが3連勝している。
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