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親指の怪我のため、欠場を表明したシャラポワ |
画像提供:Getty/AFLO |
(アメリカ、ペンシルバニア州フィラデルフィア)
シーズン最終戦へ向けての最後の大会となるアドバンタ・チャンピオンシップ(賞金総額58万5千ドル、インドア、ティア2)で、L・ダベンポート(アメリカ)とM・シャラポワ(ロシア)の第1、第2シードが揃って欠場することが、火曜日明らかになった。大会側によると、ダベンポートは先週インフルエンザにかかってしまいプレーできる状態ではないという。またシャラポワは、練習中に右手親指を捻ってしまい棄権することになったとのこと。
ダベンポートは「今週のアドバンタ・チャンピオンシップに出場できなくなって本当に残念。体調を整えて、ロサンゼルスでのツアー・チャンピオンシップに臨んで、年末ランキング1位で終われるように調整していきたい。」と、現在の心境を語った。
そのダベンポートとシャラポワを含め、第3シードのモレスモと第4シードのE・デメンティエワ(ロシア)の4選手は1回戦がなく2回戦からの出場となっており、ダベンポートは、ラッキールーザーのS・フォレッツ(フランス)を6-1, 7-5で下したM・スーハ(スロバキア)と対戦する予定だった。シャラポワも、L・レイモンド(アメリカ)とS・ストザー(オーストラリア)の勝者と対戦するはずだった。
これで現在2連覇中の第3シードA・モレスモ(フランス)の3連覇への道がかなり明るいものとなった。2003年、2004年と2連覇しているモレスモは、2回戦で日本のエース杉山愛(日本)と対戦する。杉山はI・ベネソバ(チェコ共和国)を 7-5, 6-4で下しての2回戦進出。
デメンティエワは予選勝者のA・バークマンと2回戦を争う。デメンティエワが最終戦へ出場するには、ウィンブルドン・チャンピオンのV・ウィリアムズ(アメリカ)を抜かなければならず、それには今大会で準決勝以上へ進出する必要がある。
その他、16歳のS・カラタンチェバ(ブルガリア)が第9シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)を7-5, 6-3で破る殊勲を上げた。カラタンチェバはJ・クレイバス(アメリカ)とK・ペシュキ(チェコ共和国)の勝者と2回戦で顔を合わせる。
シード選手で試合が行われたのは、第7シードのN・バイディソバ(チェコ共和国)で、予選上がりのV・ヘンケを6-1, 6-1と圧勝で下した。バイディソバは、月曜日に1回戦を突破したK・クーカロバ(チェコ共和国)と2回戦で対戦する。
(2005年11月2日)