|
大逆転勝利を決めたドゥルコ、2回戦へ |
画像提供:Getty/AFLO |
(オーストリア、リンツ)
火曜日に行われたジェネラリー女子(賞金総額58万5千ドル、ティア2)1回戦で、G・ドゥルコ(アルゼンチン)は、対戦相手のL・レイモンド(アメリカ)に2本あったマッチポイントを何とかしのぎ、6-7(2-7), 7-6(8-6), 6-2で逆転し、2回戦進出を決めた。ドゥルコは次の試合、第5シードのE・リホフツェーワ(ロシア)と杉山愛(日本)の勝者と2回戦を戦うことになった。
しかし、先々週ドゥルコとダブルスで優勝し、シングルスでも活躍が期待された浅越しのぶ(日本)は第8シードのA・イバノビッチ(セルビア・モンテネグロ)に6-7(4-7), 2-6で敗れてしまった。勝利したイバノビッチは、主催者推薦のT・パスゼックと予選勝者のE・ベスニナの勝者と2回戦で対戦する。
その他の試合では、I・ベネソバ(チェコ共和国)は予選勝者のM・ドマホウスカ(ポーランド)を6-3, 6-3で下し、第4シードのP・シュニーダー(スイス)と2回戦で戦う。シュニーダーは1回戦がなく、2回戦からの登場となっている。また、主催者推薦のS・バンマー(オーストリア)はV・ラッツァーノ(フランス)を7-6(7-3), 6-3で破り、V・ドゥシェヴィナ(ロシア)との対戦を決めた。ドゥシェヴィナは月曜日の1回戦で、第7シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア・モンテネグロ)に勝利する殊勲を上げていたが悔しい敗戦となった。
昨年のチャンピオンで、今年はトップ・シードで出場予定だったA・モレスモ(フランス)は、左内転筋負傷を理由に、月曜日に急な棄権を申し出ていた。モレスモの棄権によって、第2シードのE・デメンティエワ(ロシア)が優勝候補の筆頭に立った。ここ3大会中2大会でベスト4入りする安定した戦いぶりのデメンティエワは、2002年以来となる出場で、初戦となる2回戦ではV・ズヴォナレーワ(ロシア)とK・ペシュキ(チェコ共和国)の勝者と戦う。
今大会の優勝賞金は9万3千ドル。
(2005年10月26日)