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| ダブルス5大会目で優勝を決めたストザー/レイモンド組 |
| 画像提供:Getty/AFLO |
(アメリカ、ニューヨーク州フラッシング・メドウズ)
USオープン最終日、女子ダブルス決勝が行われ、第6シードのL・レイモンド(アメリカ)/S・ストザー(オーストラリア)組が第14シードのE・デメンティエワ(ロシア)/F・ペネッタ(イタリア)組を6-2, 5-7, 6-3で下し、見事優勝した。レイモンド/ストザー組はチーム結成からわずか5大会目でのグランドスラム優勝となった。
ベテラン32歳のレイモンドは、これまでR・スタブズ(オーストラリア)と組んでグランドスラムタイトルを3つ獲得しており、2001年のUSオープンでも栄冠を手にしている。レイモンドは今回の優勝でグランドスラムタイトルを4つに増やし、通算ダブルスタイトル数も47とした。
レイモンド/ストザー組は、USオープンに出場するという目的のために7月末に急遽チームを結成したが、結成当初は敗戦続きの散々たる状態だった。しかし、試合を重ねるごとに徐々に調子を上げ、短期間で即席ペアとは思えないコンビネーションを見せるまでに成長を遂げ、前哨戦のコネチカットの大会では優勝を飾るなど最高の状態でUSオープン入りしていた。
今大会では、準々決勝で第1シードのR・スタブズ/C・ブラック(ジンバブエ)組、準決勝で第3シードのC・マルティネス(スペイン)/V・ルアノ=パスクアル(スペイン)組、そして決勝でデメンティエワ/ペネッタ組という強豪を相次ぎ倒しての栄冠だった。
レイモンドは「サマンサ(ストザー)は磨けば磨くほど光る原石ね。若いし、すばらしい将来が彼女を待っていると思うわ。最初からサマンサとはいいコンビになると感じていたの。私はダブルスで色々な経験をしているから、彼女がいいダブルスプレーヤーになるのを手伝えると思ったし、実際彼女はこの数週間でそれを証明してくれたわ。たった1ヶ月足らずの間に、彼女はとっても強くなったし、これからももっと上手くなっていくと思うわ。」と語った。
一方敗れたデメンティエワは、ここUSオープンでは常にあと一歩というところでタイトルを逃している。昨年はシングルス決勝まで進んだもののS・クズネツォワ(ロシア)に敗れ、今年も準々決勝で第2シードのL・ダベンポート(アメリカ)を倒した後、準決勝でM・ピアース(フランス)に逆転負けを喫している。レイモンド/ストザー組同様、デメンティエワ/ペネッタ組も最近ペアを結成したばかりの急造ペアだが、見事決勝まで勝ち進むなど、今後の活躍に期待がかかる。
試合は、レイモンド/ストザー組の一方的な展開から始まった。同組は、第1セットを6-2であっさり奪うと、第2セットも4-0と大きくリードを奪い試合を決めたかに見えた。しかしここから頑張ったのが、4人の中で最もダブルス経験が浅く、ランキングの低いペネッタだった。続くストザーのサービスゲームでスーパーショットを連発しブレークに成功すると一気に波に乗り、49分の攻防の末第2セットを奪い返すのに成功する。しかし迎えた最終セット、ダブルス経験の豊富なレイモンドは動じることなく、冷静なプレーでデメンティエワのサービスゲームをブレークするのに成功すると、一気に試合を決めた。
試合後レイモンドは「第2セットは何が起こったのか分からなかったわ。彼女たち(デメンティエワ/ペネッタ組)がちょっとずつ調子を上げてきて、逆に私たちは少しナーバスになっていたようね。」と振り返った。ストザーはナーバスになっていたのは自分だったと認める。「試合を見ていた皆が気づいたと思うけど、私がナーバスになっていたの。硬くなってしまってミスが増えてしまったわ。ただ、彼女たちの調子が上がって来たのも事実ね。第2セットは落としたけれど、最後まで落ち着いていたのが今日の勝因だと思う。」と語った。
デメンティエワ/ペネッタ組は、敗れたものの死闘の後で笑顔を見せていた。ペネッタは「ダブルスは大好きなの。今日は生まれて初めてのグランドスラム大会決勝だったけれど、ベストを尽くしたわ。私たちは笑顔でいるとき、一番いいプレーができるの。」と語る顔にも笑みがこぼれていた。
(2005年9月12日)