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| アガシ、ベテランの意地でブレークを退ける |
| 画像提供:Getty/AFLO |
(アメリカ、ニューヨーク州フラッシング)
USオープン大会10日目、ナイトセッションで行われたA・アガシ(アメリカ)対J・ブレーク(アメリカ)という大人気のアメリカ勢対決となった男子準々決勝は、今大会のベストマッチとも言える白熱した一戦となった。最後の1ポイントまで勝利の女神がどちらに微笑むか分からないスリルに満ちた展開となった試合は、結局アガシが3-6, 3-6, 6-3, 6-3,7-6(8-6)の大逆転でブレークを下し、劇的な勝利で2年ぶりのベスト4進出を決めた。
アメリカが誇る『伝説のプレイヤー』アガシと、『奇跡の復帰』を遂げたブレークのベスト8対決というまたとない好カードを観戦しようと、スタンドは超満員の観客で埋まった。両者とも夏のハードコート・シーズンに入って絶好調を続けてきただけに、ファンの声援もさらに高まった。
これまで第2シードのR・ナダル(スペイン)をはじめ、シード選手を次々と倒してきたブレークがそのままの勢いを保ち、序盤でリードした。試合開始早々、アガシのゲームを2度ブレイクし、流れを掴むと、第1セット、第2セットを連取した。完全に試合の主導権を支配したブレークは、そのままストレートで勝利するかにも見えた。
しかし、第3セット以降、『リターンの名手』アガシがサービス・リターンで逆襲を開始。続く第4セットも3-1とリードした後、3-3まで挽回するブレークを振り切り、2セットを立て続けに奪い返し、2セットオールと試合を振り出しに戻す。
そして迎えた最終セットでは、お互いにウィナーを狙った厳しいショットの応酬で、一進一退の攻防が続き、6-5で迎えたブレークのサービング・フォー・ザ・マッチをアガシがブレイクし、意地のぶつかり合う熱戦はタイブレイクへともつれ込む。
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| 惜しくも敗退したが、今大会を大いに盛り上げたブレーク |
| 画像提供:Getty/AFLO |
先にミニブレイクして3-0とリードしたのはブレーク。しかし、アガシも負けじとポイントを重ね逆転に成功、6-5で迎えた最初のマッチポイントはブレークの必死の抵抗で逃したものの、2度目のマッチポイントでダウン・ザ・ラインにフォアハンドの強打を叩き込み、2時間51分の激戦に終止符を打った。
試合後、両者はネット越しに抱き合い、硬い握手を交わし、お互いを称えあった。2人ともが勝者だと言わんばかりの満場の拍手がしばらく鳴り止まなかった。
アガシは2003年にJ・C・フェレーロ(スペイン)に準決勝で敗れて以来のベスト4進出となる。次の対戦相手は、またしてもアメリカ勢のR・ジネプリ(アメリカ)。勝利後のインタビューで「決勝まで勝ち上がる」と語ったアガシは、1999年以来の地元グランドスラム優勝を誓った。
(2005年9月8日)