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| 自らの金星に信じられない様子のブレーク |
| 画像提供:Getty/AFLO |
(アメリカ、ニューヨーク州フラッシング)
白熱するUSオープンは男子3回戦が行われ、NYでも大人気のJ・ブレーク(アメリカ)がこのところの絶好調さを象徴するかのように、第2シードで今年の全仏オープンの覇者R・ナダル(スペイン)を6-4, 4-6, 6-3, 6-1で下し、4回戦に進出した。
25歳のブレークは、首の怪我・長引く病気・父親の他界などで昨シーズンを棒に振ったが、今季は復調、先週行われた前哨戦のパイロット・ペンの大会でも優勝を飾り、世界ランクは49位まで上昇している。
昨年のUSオープンを自宅のテレビで観戦していたというブレークは、今年は見事出場を果たし、大金星を挙げた。
試合後ブレークは「去年テレビでUSオープンを見ていたのを思い出すよ。でもやっぱりコートの上とテレビの中は違うね。出場できてとっても楽しいよ。」と語った。
ブレークは1回戦でも第28シードのG・ルゼッドスキ(イングランド)を下している。一方のナダルは、ブレークを含めこれまでの対戦相手は全て主催者推薦枠で参加のアメリカ勢だった。
これまでのブレークのグランドスラムでの最高成績は、2003年と2004年の全豪オープンで、4回戦(ベスト16)に進出。2003年はR・シュトラー(ドイツ)、2004年はM・サフィン(ロシア)(両者とも準優勝)に敗れている。
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| ナダルのガッツポーズも今年のグランドスラムでは見納め |
| 画像提供:Getty/AFLO |
ナダルとの対戦では第2セットを落としたものの、自らのスタイルを崩さなかったのが勝因となった。
「昨シーズンを棒に振ったとき、考え方が変わったんだ。試合に負けても、世界最悪の出来事じゃないってね。」
そして第3セットを難しいスマッシュで奪うと、第4セットも勢いに乗り、最後はナダルがボールをネットにかけゲームセット。会場はスタンディング・オベーションでブレークの勝利をたたえた。
試合時間は2時間27分に及び、ブレークのウィナー数は53、そのうちサービスエースは10本だった。
ブレークは「タフな試合だったよ。最後の17ポイントのうち16ポイントを取ったみたいだけど、まったく覚えていない。1ポイントで2度も3度も戦わなくてはならなかった気分だったよ。」と振り返った。
会場には3万5千人以上の観客が詰め掛けたが、そのうち半数以上がブレークを声高に応援。旧友も駆けつけ、水色のTシャツでブレークを盛り上げた。
観客についてブレークは「最高だったよ。ナダルはちょっと動揺していたみたいだね。でも応援には感謝している。ナダルに野次を飛ばすのではなく、僕を応援してくれたからね。」と感謝の意を表した。
一方敗れたナダルは「彼は自信を持ってプレーしていた。フォアハンドもサーブもよかった。ミスもなかったし、特に第3セット以降はすばらしかった。それに対し僕はちょっと自信を失っていた。」と勝者をたたえた。
ブレークは4回戦でS・グロージャン(フランス)かT・ロブレド(スペイン)の勝者と対戦する。
ブレークはそれに勝てば、準々決勝では彼が尊敬するヒーロー、A・アガシ(アメリカ)と対戦する可能性もある。アガシもこの日、出だしこそてこずったが、T・ベルディフ(チェコ共和国)を1-6, 6-1, 6-4, 7-6(7-2)で退けて4回戦進出を決めている。アガシは次に、M・ヨージニ(ロシア)を5-7, 1-6, 6-1, 7-5, 7-6(7-1)の大逆転の末に下したX・マリス(ベルギー)と対戦する。
その他の男子の試合では、第13シードのR・ガスケ(フランス)は、I・リュビチッチ(クロアチア)と大接戦の末3-6, 7-6 (8-6), 6-7 (7-9), 6-3, 6-2で勝ち進んでいる。
また、アテネオリンピック単複金メダリストのN・マス(チリ)がS・ワウリンカ(スイス)を6-4, 6-3, 6-0のストレートで下し、4回戦進出。マスは4回戦で、第8シードG・コリア(アルゼンチン)との南米対戦となる。コリアはR・ソデルリング(スウェーデン)を6-2, 6-7(4-7) 6-1, 6-3で下している。
(2005年9月4日)