| 重要なお知らせ |
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| 過酷な状況から見事復活を遂げたブレーク |
| 画像提供:Getty/AFLO |
今大会、地元ニューヨークのファンから最も多くの声援を集めてる選手は誰か。シャラポワ?セリーナ?フェデラー?アガシ?答えはジェームス・ブレーク(アメリカ)だ。
生死の狭間をさまようほどの大怪我を追ったブレークは、プレーヤーとしての復活はほぼ絶望的と見られていた。しかしブレークは、過酷なリハビリを乗り越え、この日曜日には自己2度目のツアー優勝を上げた。絶望の淵から夢の舞台へ復帰してきたブレークに、地元ファンは暖かい声援を送っているのだ。
ブレークの試合会場はいつも満杯で、昨日行われた強敵G・ルゼッドスキ(イングランド)との1回戦も満員のファンで埋め尽くされた(結果はブレークが7-5, 7-6 (7-3), 6-3で勝利している)。
ブレークは試合後のインタビューで、フェデラーがダントツで君臨する男子テニス界でプレーするのはどんな気分かという質問を投げかけられ、「本当のところは、みんな彼のことを尊敬しているんだ。いや、違うかも。みんな公然と尊敬しているかもね。僕も大会に出ていないときは、彼を応援する側だよ。」と切り出した。「試合をして負けると、握手する時『がんばってくれよ!』と相手に言うもんだけど、彼にそう言う時は外交辞令ではなくて、心からそう思って言うね。『是非優勝してくれよ。みんな応援しているから。』とね。同じ選手でありながら、彼のファンでもあり、歴史が作られていくのを自分の目で見る興奮を覚えるんだよ。」とフェデラーを賞賛して止まない。
今月8日に24歳を迎えたフェデラーは、これまで5つのグランドスラム・タイトルを持っている。P・サンプラス(アメリカ)が樹立した14つのグランドスラム・タイトルに並ぶまであと9つ必要だが、ブレークはフェデラーならその記録を塗り替えてもおかしくないと読んでいる。
「これから数年間は歴史的記録が生まれるのか、みんなかたずを呑んで見守っていくことになるだろうね。ワクワクものだよ。既に彼はテニス史上には名を刻んでいて、もしかしたら史上最高のプレーヤーになるかもしれないんだから。僕たちだって、歳をとってから、昔はこんなすごいプレーヤーと一緒に戦ったんだ、って言えると嬉しいからね。」
そう言う一方で、他の選手はかわいそうだとも言う。「だけど、ロディック、ヒューイット、サフィンあたりは複雑な心境だろうね。だってフェデラーさえいなければ、みんなあと4つか5つは簡単にグランドスラムを取ってるはずだから。」
今大会のドローではブレークはフェデラーとは違う山にいるので、当面はファンとして眺めていることができそうだ。果たして、両者の顔合わせは実現するのだろうか?以前は2003年のUSオープン3回戦と2週間前のシンシナティ大会1回戦で対戦し、いずれもタイブレークまで持ち込む踏ん張りを見せたものの勝利するには至っていない。