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森上、全身痙攣で涙の途中棄権

森上亜希子
好調だっただけに、悔しい敗戦となった。
画像提供:Getty/AFLO

(アメリカ、ニューヨーク州フラッシング・メドウズ)

USオープン初日、日本の森上 亜希子(日本)が1回戦に登場した。夏のアメリカシリーズで好調を続けていただけに、今大会でも上位進出に期待がかかっていたが、全身痙攣と過呼吸により試合続行が不可能となり、棄権による初戦敗退という残念な結果となった。

この日森上は、N・プラット(オーストラリア)と対戦し、第1セットをタイブレイクの末に奪い幸先の良いスタートを切るが、気温30度、湿度60パーセントという厳しい状況に徐々に体力を奪われていく。第2セットに入ると誰の目にも明らかなほど森上の身体に変調が起きる。痙攣が全身を襲い、コートに立っていることさえ厳しい状態。結局、第2セットを0-6で一方的に落としたところで棄権を申し入れ、涙ながらに車いすで会場を後にしたのだった。

試合後のコメントでは、森上は「あの時は太ももから始まって、全身に痙攣がおきてしまった。処置を受けてからは少しはマシになったけれど、殆ど歩くことも出来かったし、精神的にパニック状態に陥っていた。良いテニスができていただけに、最後まで試合が出来ず残念。」と語り、悔しさをにじませた。森上は、先週のフォレスト・ヒルズの大会でも痙攣に襲われていた。


杉山愛
完全復調で、3年連続のベスト16以上を目指す。
画像提供:Getty/AFLO

その他の日本勢では杉山 愛(日本)がA・ボンダレンコ(ウクライナ)と対戦、第1セットを接戦の末落とす嫌な展開となったが、第2セット以降本来のリズムを取り戻し、5-7, 6-4,6-3の逆転で勝利した。杉山はグランドスラムでは今季初となる初戦突破を決めた。足首の捻挫が原因で、今季は極度のスランプに陥り苦しんでき杉山たが、夏の北米ツアー以降、本来の切れのあるプレーが戻りツアー準優勝をあげるなど結果がついてきた。3年連続のベスト16目指し幸先の良いスタートを切ったといえよう。

今年に入って成長著しい中村 藍子(日本)も、M・アーヴィン(アメリカ)を 6-3, 6-3のストレートで下し、初のUSオープン1回戦突破を決めた。中村は、1月の全豪オープンでグランドスラムを初体験して以来、ここまで全仏オープン、ウィンブルドンに参戦してきた。「雰囲気にも慣れたし、今日は落ち着いてコートに入れた。」と語る中村は、初のグランドスラム3回戦以上進出に挑む。

また、今回シングルスで初めてUSオープン本選にストレートインを果たした藤原 里華(日本)が、1回戦で強敵、第10シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦した。藤原はダブルスで培ったネットプレーを武器に再三攻撃を仕掛けるが、力の差は埋めがたく、結局ヴィーナスの強さと上手さの前に3-6,1-6で敗れた。試合後の記者会見で藤原は、「格上の選手とやって、自分に足りない部分が分かったし、通用する部分も分かった。」と、これからの活躍を期待させるコメントをした。

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