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杉山初戦突破、昨年女王のクズネツォワ敗れる[訂正]

スヴェトラナ・クズネツォワ
初戦敗退を喫した昨年女王のクズネツォワ
画像提供:Getty/AFLO

(アメリカ ニューヨーク州フラッシング)

今年最後のグランドスラム、USオープンの本戦がいよいよ始まった。

初日女子シングルスでは、昨年度覇者で今年女子第5シードのS・クズネツォワ(ロシア)が1回戦で敗れる波乱があった。

クズネツォワは同胞のE・ビュチコワ(ロシア)と対戦し、3-6, 2-6の1時間5分の試合で敗れた。USオープン史上、女子のディフェンディング・チャンピオンが1回戦で負けたのはこれが初めて。
ビュチコワの8に対し、クズネツォワは45ものエラーを連発し、ほぼ自爆するような展開となった。

このところ腰痛にも悩まされているクズネツォワは、「負けるのは悔しいけど、仕方のないこと。誰にだって起きることだから。なるべくポジティブに考えようとしているけど、とにかく今日はベストな状態ではなかった。」と力なく語った。今年は全豪オープンとウィンブルドンでベスト8進出している程度で、これといった活躍ができておらず、通算でも27勝15敗とぱっとしない状況が続いている。


セリーナ・ウィリアムズ
上々な滑り出しを見せたセリーナ
画像提供:Getty/AFLO

クズネツォワ同様に必ずしもベストな体調ではないものの、S・ウィリアムズ(アメリカ)は1回戦で順当に勝ち、2回戦へ進んだ。第8シードのセリーナは16歳の予選上がりのチャン・ユンチャ(台湾)と対戦し、6-1, 6-3と一方的な試合で退けた。
第1セットはわずか29分で決着がついたが、第2セットではセリーナも一瞬集中力を切らせたのか、1-3とリードを許した。それ以降は5ゲーム連取して試合を取ったものの、不安材料を露呈することとなった。全仏オープン以降かかとの負傷に悩まされ、ウィンブルドンでも3回戦敗退に終わっており、USオープンへの調整も不十分なままの状態だ。
「疲れてたわけじゃないけど、何かほかの事を考えていたのね。それじゃいけないと思って、セリーナ、ちゃんと前を見て!って自分に言い聞かせたわ。」とその時の心境をセリーナは語った。

姉の第10シードV・ウィリアムズ(アメリカ)藤原 里華(日本)を6-3, 6-1で難なく退けて勝ち進んだ。
全豪オープンで優勝した妹に触発されたというヴィーナスは、見事ウィンブルドンで優勝し、今大会でも「内容的にはウィンブルドン以上に良くなっていると思う。」とその勢いを継続していると本人は語る。

ウィリアムズ姉妹は順当に行くと4回戦で顔を合わせることとなる。「ドローを見たときはがっくり来たわ。でもその試合が実現するにはまず1回戦を勝たなきゃいけないから、それに集中した。」というセリーナだが、「ヴィーナスは私にとって一番やる気を出してくれる選手だわ。だってお姉さんにはまだ私に追いついて欲しくないもの。グランドスラム・タイトルは私の7に対してヴィーナスはまだ5つだし。」と姉妹と言えども強いライバル意識をあらわにした。

二人の4回戦の後の準々決勝に控える大きな壁が第4シードのK・クレイステルス(ベルギー)だが、1回戦では今夏の北米シリーズでの絶好調さをまざまざと見せ、M・ミュラー(ドイツ)を6-1, 6-2のわずか52分の試合で片付けた。


杉山愛
1回戦を逆転勝ちで切り抜けた杉山
画像提供:Getty/AFLO

その他の試合では、杉山 愛(日本)がA・ボンダレンコ(ウクライナ)と対戦、第1セットを接戦の末で落としたが、その後はリズムをつかみ、5-7, 6-4, 6-3で勝ち進んだ。日本勢ではその他中村 藍子(日本)がM・アーヴィンを 6-3, 6-3で下しているが、森上 亜希子(日本)N・プラット(オーストラリア)との対戦で、 第1セットのタイブレークを制しながら、第2セットでは変調を来たし、7-6 (7-0), 0-6となったところで途中棄権して姿を消すこととなった。森上はインタビューでは、「太もものけいれんから、あっという間に全身に来た。過呼吸にもなった。4大大会で試合を終えられなかったのはすごく残念。」と語り、泣き崩れた。

シード勢では、第18シードのA・イバノビッチ(セルビア・モンテネグロ)、第20シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)、第25シードF・スキアボーネ(イタリア)、第26シードのN・バイディソバ(チェコ共和国)らが順当に勝ちあがっている。第21シードのD・サフィーナ(ロシア)はM・カリメンにフルセットの末に逆転負けを喫している。

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