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| 最近、早い段階で敗れているクズネツォワ |
| 画像提供:Getty/AFLO |
(アメリカ、カリフォルニア州カールソン)
JPモルガン・チェイス・オープン(賞金総額58万5千ドル、ハードコート)は水曜日2回戦のナイトセッションで、第2シードで昨年の全米オープン覇者S・クズネツォワ(ロシア)がE・ダニリドー(ギリシア)に4-6, 4-6のストレートで敗れる波乱が起きた。
「格上の選手に勝つことは大事だし、素直にうれしい。今日は全力でぶつかったわ。」と勝ったダニリドーは試合後と笑顔で語った。1回戦でM・E・サレルニを下したダニリドーは、2回戦でも安定したプレーを見せたが、それ以上にクズネツォワのミスにこの日は助けられた。
昨年9月に全米オープンで初のグランドスラムタイトルを手にした20歳のクズネツォワは、その後バリの大会でも優勝するも、今季に入ってからの戦績はかんばしくない。 先週のアキュラ・クラシック3回戦でも準優勝した杉山愛(日本)に敗れており、これで2大会連続で早いラウンドでの敗退となった。試合後、「今日はリズムがつかめなくて、自分のプレーができなかった。ここ最近の状態は本当にひどい。もっと練習して頭を整理しないとだめね。」と肩を落としていた。
また、2回戦に第4シードN・ペトロワ(ロシア)が登場し、ワイルドカード(主催者推薦)出場のJ・クレイバス(アメリカ)を6-3, 6-1で下している。ペトロワは試合後、「とってもうれしわ。精神的に崩れなかったのが勝因ね。今日プレーしてみたけど、右肘はもう問題ないみたい。試合中も全く気にならなかったし、痛みはないわ。」と語った。ペトロワは先週のアキュラ・クラシックでは右肘を痛め、2回戦で急成長中のS・ミルザ(インド)に敗れていた。
22歳のペトロワは、これまでツアーで11のダブルスタイトルを手にしているが、シングルスでのタイトルはまだない。しかし1999年9月にプロ転向後、今季のベルリンの大会を含む3度の準優勝を経験している。
シングルスのタイトルがないことについてペトロワは、「全く気にしてないわ。それより、世界ランク1位でグランドスラムタイトルがない方がどうかと思うわ。」とK・クレイステルス(ベルギー)とA・モレスモ(フランス)を皮肉った。両者とも世界ランク1位を経験しているが、グランドスラムタイトルはまだない。「私は現状に満足しているし、まだこの先長い。シングルスのタイトルはそのうち手にするだろうし心配していないわ。今はとにかく上を目指して頑張るだけ。」と意気込んだ。
この日のペトロワは、第1セット途中、携帯電話で話していた観客によって集中力を失う場面があったものの、その後安定したプレーで、ウィンブルドン以来の勝利を味わった。「初めはちょっといらいらしてしまったわ。本当に話し声が大きくて、彼女が言っていた電話番号まで復唱できるくらいだったの。」とプレスを笑わせた。このアクシデントで第1セットは0-2とリードされたが、その後の14ゲーム中12ゲームを奪い、試合に終止符を打った。
今大会第3シードのE・デメンティエワ(ロシア)は、2回戦でS・ストザー(オーストラリア)を6-4, 6-3のストレートで片付け3回戦に進出しているが、ストザー戦では苦手のサーブにで苦しみ、8つのダブルフォルトを犯してしまった。「サーブに苦しんだわ。ちょっとナーバスになってしまい、フォームが崩れていたの。でもコートは暑いし、ストザーは調子がよかったから、ファイナルセットまでもつれないよう一気に攻めたのがよかったみたい。」と自らのプレーに反省しているようだった。
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| シュプレムに完勝したクレイステルス |
| 画像提供:Getty/AFLO |
その他ナイトセッションでは、第5シードのクレイステルスがK・シュプレム(クロアチア)を試合時間わずか54分の6-2, 6-1で一蹴し、今季の戦績を41勝6敗に伸ばした。クレイステルスは、先週のアキュラ・クラシックの準々決勝で19歳新鋭ポンに敗れるまで、アメリカの大会で20連勝中だった。完勝したクレイステルスは、「今夜はリズムをつかむまで時間がかかったわ。シュプレムは攻撃的だったけど、ミスかエースか、っていう感じだったから、ファイナルセットに持ち込まれないよう全力を尽くしたわ。」と語った。
ところで、先週アキュラ・クラシックで杉山を下して優勝を飾った世界14位のM・ピアース(フランス)は、火曜日の練習中に痛めた右太腿が原因で、試合開始数時間前に不出場を決めている。「昨日の練習中、仕上げでサーブの練習をしていたときに鋭い痛みを感じたの。そのまま練習を続けたけど、サーブを打つたびに痛むの。このところ好調だったし、先週の優勝の勢いをこの大会に持ち込みたかったから、欠場というの選択はとても苦しく残念。」と肩を落としていた。
その他2回戦の結果は次の通り。第9シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)が予選勝ちあがりのA・ヘインズ(アメリカ)を4-6, 6-1, 6-2のフルセットの末撃破。第12シードのD・サフィーナ(ロシア)は同じく予選勝ちあがりの藤原里華(日本)に6-2, 7-5のストレートで勝利。第13シードのF・スキアボーネ(イタリア)は4-6, 7-6 (7-1), 6-4で好調ポンを振り切った。またベテラン・マルティネスは第14シードのG・ドゥルコ(アルゼンチン)を6-4, 6-2のストレートで退ける金星を挙げている。
また、L・レイモンド(アメリカ)は中村藍子(日本)を2-6, 7-6 (7-5), 6-3で苦しみながらも下した。予選勝ちあがりのA・ボンダレンコ(ウクライナ)は、鄭潔(中国)に4-6, 7-5, 6-0で勝利。若手A・チャクエタゼ(ロシア)は、サウスポーのI・ベネソバ(チェコ共和国)を7-5, 4-6, 6-4で下している。