女子テニスの武漢オープン(中国/武漢、ハード、WTA1000)は12日、シングルス準決勝が行われ、第1シードのA・サバレンカが第4シードのC・ガウフ(アメリカ)を1-6, 6-4, 6-4の逆転で下し3度目の決勝進出を果たすとともに、3連覇に王手をかけた。
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同大会は2020年から2023年まで開催されておらず、サバレンカは前回の2019年と前々回の2018年に2度優勝を飾っており、3連覇がかかっている。
過去の対戦で3勝4敗と負け越している世界ランク4位のガウフとの顔合わせとなった準決勝の第1セット、サバレンカは2度のブレークを許し先行される。続く第2セットはお互いにブレークを奪い合う展開となるも、4度のブレークを果たしたサバレンカがこのセットを取り切り、1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、第2ゲームでサバレンカがブレークするも第7ゲームでガウフがブレークバック。それでもサバレンカは第10ゲームで2度目のブレークに成功し、2時26分の熱戦を制して決勝進出を決めた。
サバレンカは決勝で第5シードのジェン・チンウェン(中国)と対戦する。ジェンは準決勝で世界ランク51位のワン・シンユ(中国)との中国人対決を制しての勝ち上がり。
女子テニス協会のWTAは公式サイトに試合後のサバレンカのコメントを掲載している。
「第1セットのガウフはとにかく圧倒的だった。どちらが最初にショットを打ちポイントをコントロールするのかという問題だったと思う。第2セットと第3セットではそれができた」
「最近はシンシナティから始まって、決勝でホームの選手と対戦することが私にとって挑戦になっている。でも、ここには私を応援してくれる人たちがいると分かっている」
「この大会はまるで地元でプレーしているような気分になる。決勝戦に出場するのはこれで3回目なので、明日はこの美しいトロフィーを獲得できればと思っている。でも観客の声援には期待しないでおく。私にはチームや家族がいる。世界中に私を応援してくれる人がたくさんいる。私はそれに集中するだけ」
サバレンカとジェンはこれまで3度対戦し、サバレンカの3勝0敗。直近の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)準々決勝も含めすべてストレートで勝利している。
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