ガリン 大逆転でGS初8強

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クリスチャン・ガリン
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テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は4日、男子シングルス4回戦が行われ、世界ランク43位のC・ガリン(チリ)が第19シードのA・デ ミノー(オーストラリア)を2-6, 5-7, 7-6 (7-3), 6-4, 7-6 (10-6)の逆転で破り、四大大会初のベスト8進出を果たした。

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大会5度目の出場となったガリンは1回戦で世界ランク137位のE・イメル(スウェーデン)、2回戦で同141位のH・グルニエ(フランス)、3回戦で第29シードのJ・ブルックスビー(アメリカ)を下し、2年連続の16強入りを決めた。

この試合の第1セット、第1ゲームでブレークを許したガリン。直後の第2ゲームでは4度のブレークポイントを活かせず、第7ゲームでもブレークを許して先行される。

続く第2セットでは互いに2度ずつブレークを奪い合うも第11ゲームで3度目のブレークを奪われて、セットカウント0-2と崖っぷちに立たされる。

第3セット、互いに1度ずつブレークを奪いタイブレークに突入。ガリンが3度のミニブレークに成功してセットカウント1-2と追い上げる。第4セットでも勢いに乗るガリンは第1・第7ゲームでブレークに成功。第8ゲームでブレークバックを許すもセットカウント2-2に追いつく。

迎えたファイナルセット、互いに1度ずつブレークを奪い、10ポイントマッチのタイブレークに突入。2度目のマッチポイントをものにし、4時間34分の激闘を制した。

試合後の会見でガリンは「とても長い試合だったし、最初から最後までとてもタフだった。彼(デ ミノー)は芝で最高のプレーヤーの1人だと思う。あのような試合になることは分かっていた」と語った。

「僕は自分のベストを尽くすこと、アグレッシブにプレーすることを心がけたんだ。最初の2セットは少しスロースタートだった。彼の方がアグレッシブだったし、いいプレーをしていた。第3セットを取ってからは自信を取り戻した。あとは、とても素晴らしかった」

勝利したガリンは準々決勝で世界ランク40位のN・キリオス(オーストラリア)と対戦する。キリオスは同56位のB・ナカシマ(アメリカ)を4-6, 6-4, 7-6 (7-2), 3-6, 6-2のフルセットで下しての勝ち上がり。

同日には第2シードのR・ナダル(スペイン)と第11シードのT・フリッツ(アメリカ)が8強に駒を進めている。

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(2022年7月5日5時24分)
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