キリオス「レベル高かった」

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ニック・キリオス
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テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は2日、男子シングルス3回戦が行われ、世界ランク40位のN・キリオス(オーストラリア)が第4シードのS・チチパス(ギリシャ)を6-7 (2-7), 6-4, 6-3, 7-6 (9-7)の逆転で破り、2016年以来6年ぶり4度目のベスト16進出を果たした。試合後には「レベルが高かったと思う」と語った。

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大会8度目の出場となったキリオスは1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク219位のP・ジュブ(イギリス)、2回戦で第26シードのF・クライノビッチ(セルビア)を下し、2年連続6度目の3回戦進出を決めていた。

この試合、キリオスは61本のウィナーを決めるなどファーストサービスが入った時に81パーセントの確率でポイントを獲得。第1セットをタイブレークの末に落とすも、その後の第2・第3セットを連取し、勝利に王手をかける。迎えた第4セット、互いにサービスキープが続くもタイブレークを制し、3時間17分でチチパスを破った。

6月のテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)2回戦でも、5-7, 6-2, 6-4の逆転で勝利していたキリオス。会見で試合を振り返り、次のようにコメントした。

「ローラーコースターのような試合。でも、起こったことすべてを除けば、とてもいいプレーができたと思う。ハードワークとグラスでのプレーが報われたようで、本当にうれしいよ」

また、試合中に苛立ちを見せたチチパスについて次のように言及している。

「自分が今日何をしたのかが分からない。彼に対しては何もしていないような気がする。彼に対して攻撃的だったとは思っていない。彼の顔めがけてボールを打ったわけでもないしね。今日の試合では彼に対する怒りはない。彼がコート外のボックス席にボールを打ったとき、彼は怒っていたんだと思う。再び僕に負けたりすると、明らかに怒りが湧いてくるだろうから」

勝利したキリオスは4回戦で世界ランク56位のB・ナカシマ(アメリカ)と対戦する。ナカシマは3回戦で同109位のD・ガラン(コロンビア)(コロンビア)を6-4, 6-4, 6-1のストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第2シードのR・ナダル(スペイン)、第11シードのT・フリッツ(アメリカ)、第19シードのA・デ ミノー(オーストラリア)、第21シードのB・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)、第29シードのJ・ブルックスビー(アメリカ)、世界ランク99位のJ・クブラー(オーストラリア)が16強入りを決めている。

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(2022年7月3日8時02分)
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