ジョコ 6度目V「驚いてる」

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ノヴァーク・ジョコビッチ
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男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は15日、シングルス決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第4シードのS・チチパス(ギリシャ)を6-0, 7-6 (7-5)のストレートで破り、6度目の大会制覇を飾ると共に史上最多となるATPマスターズ38勝を成し遂げた。試合後には「自分でも驚いている」と明かした。

>>BNLイタリア国際 男子組合せ・結果<<

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前週のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では準決勝で世界ランク6位のC・アルカラス(スペイン)に敗れ決勝進出を逃したジョコビッチ。今大会の準決勝では第5シードのC・ルード(ノルウェー)をストレートで破り勝ち上がりを決め、史上5人目となるツアー大会通算1000勝の金字塔を達成した。

この試合の第1セット、序盤でチチパスがダブルフォルトを犯すなどミスをするとジョコビッチが逃さず。ストローク戦で圧倒し1度もゲームを取られることなく先行する。

しかし、続く第2セットでは第4ゲームでこの日初のブレークを許したジョコビッチ。第1セットから立て直したチチパスに3ゲームを連取されるもサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームでブレークに成功し、タイブレークに突入。2度のミニブレークに成功したジョコビッチが1時間36分で勝利した。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにジョコビッチのコメントを掲載し「明確なゲームプランがあったので何をすべきかは分かっていた。第1セットは完璧なプレーができたと思うよ。その後は、少し厳しくなった。このレベルでは、1ポイントか2ポイントで試合が変わってしまうんだ」と語った。

「試合は第3セットまでもつれたかもしれないけど、僕は適切なタイミングで適切なショットを放ち、なんとか試合を振り出しに戻した。タイブレークでは僕の方が少し上回ったけど、お互いに厳しいタイブレークだった」

また、22日に開幕する全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)については次のように意気込んだ。

「ここ数週間、自分のベストなフォームを作り上げてきた。クレーコートでの僕のベストな状態は、たいていローマの頃になると分かっていたから、タイトルを持ってローラン・ギャロスに入るのは、これ以上ないことだよ」

一方、敗れたチチパスは大会初優勝とはならず。ジョコビッチに対しては6連敗となった。




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(2022年5月16日6時06分)
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