２２日に開幕する男子テニスのウィンストン・セーラム・オープン（ アメリカ/ウィンストン・セーラム、ハード、ATP250）は１１日に公表した新型コロナウイルス感染防止プロトコル内で、１００パーセントの観客を入れて開催すると発表した。

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同大会は今年５月の時点で１００パーセントの観客動員で開催することを発表していたが、今回はその決定を変えることなくマスクや手指消毒を推奨するなど対策を講じたうえで大会を運営するとした。

会場のあるノースカロライナ州は直近１カ月で新型コロナウイルスの１日あたりの陽性者数が約４倍に増加。１０日は約４０００名の陽性者が確認されている。

同大会は声明で「新型コロナウイルスの陽性者数や入院者数が増加しているのはノースカロライナ州も例外ではありません。大会ではATPツアーのプロトコルや医療機関が推奨する予防策を講じています」とコメント。

選手と接触する可能性があるスタッフなどはワクチン接種を強く推奨するとし、選手やコーチなど限られた人しか入れない「バブル」空間で過ごす人たちは１日おきのPCR検査を行うなど徹底した管理が行われることとなった。

また、屋内ではメディア取材なども行わず、もしインタビューする場合は屋外でマスクをしてソーシャルディスタンスをとったうえで選手の声を聞くことができる。

発表の最後には「大会は１００パーセントの動員で運営される予定ですが、運営側は日々の状況を監視し続け随時情報をアップデートします」とつづられている。

ウィンストン・セーラム・オープンには世界ランク１１位のＰ・カレノ=ブスタ（スペイン）や同３８位のＭ・チリッチ（クロアチア）、同３９位のＡ・ブブリク（カザフスタン）、同４２位のＮ・バシラシヴィリ（ジョージア）、同５４位のＣ・アルカラス（スペイン）、同５７位の西岡良仁らが出場を予定。

また、大会終了後の３０日からは全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）が開幕する。

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