スポーツブランドのナイキは30日にツイッターを更新し、アメリカのミネソタ州で起きた白人警官による拘束時の黒人男性暴行死に端を発する人種差別撲滅の運動において、約1分間のメッセージを投稿した。
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25日に黒人男性が拘束時に白人警察官に首を圧迫されて死亡した問題。目撃者による動画が広まり、事件は人種差別の象徴と見なされて社会問題となっている。
ナイキはツイッターで「今回限り、もうやらないで。アメリカでの問題ではないと偽らないで。人種差別に背を向けないで。罪の無い命を奪われることを受け入れないで。もうこれ以上言い訳はしないで。これがあなたへ影響を与えないと思わないで。黙って見ないふりをしないで。変化の一部にはなれないとは思わないで。みんなで変化の一部になろう」というメッセージを掲載した。
このメッセージは現時点で630万回以上再生され、女子テニスで世界ランク9位のS・ウィリアムズ(アメリカ)は引用リツイートするかたちで「アメリカでの問題ではないと偽らないで」と綴っている。
また、世界ランク10位の大坂なおみもツイッターで「自分に起こっていないからといって、実際に起こっていないことでは決してない」と綴ると、同52位のC・ガウフ(アメリカ)も、これまで人種差別による事件の被害者を動画で紹介し「これが私が差別と闘うために自分の声を使う理由」と記した。
今回の事件にはセリーナや大坂、ガウフのみならず世界中の多くの著名人たちがSNSなどで強い反感の意を示している。
Let’s all be part of the change.#UntilWeAllWin pic.twitter.com/guhAG48Wbp
— Nike (@Nike) May 29, 2020
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