キリオス「悲惨なニュース」

テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は27日、男子シングルス4回戦が行われ、第23シードのN・キリオス(オーストラリア)は第1シードのR・ナダル(スペイン)に3-6, 6-3, 6-7 (6-8), 6-7 (4-7)で敗れ、2015年以来5年ぶり2度目のベスト8進出とはならなかった。

>>ナダルら全豪OP対戦表<<

この日キリオスは、ヘリコプター墜落事故で亡くなったプロバスケットボール選手のコービー・ブライアント氏のレイカーズのユニフォームを身に着けて登場した。

試合は世界ランク1位のナダルに対して25本のサービスエースを決めるなど場内を沸かせたが、3時間38分で力尽きた。

会見でキリオスはコービー氏について「会ったことはない。でもバスケットボールは自分の人生そのもの。毎日バスケットボールを観ている。覚えている限り、ずっとバスケットボールを気にしていた。朝起きてニュースを聞いた時、とても感情的になってしまった。丸一日ずっと気分が重かった。自宅にはバスケットボールがあり、試合も観ていた。悲しかった。ただつらい。悲惨なニュース」と語った。

ナダルに敗れたキリオスは「今夜の負けには落胆している。最も勝ちたかった試合の1つ。でも全体を通して楽しかった。これからはミックスダブルスに集中する。コートに立って楽しみたいだけ。まだ大会が全て終わったわけではない。全豪オープンで新たな一日を過ごせることを当然のこととは思わないようにしたい」と述べた。

オーストラリアで続く森林火災を受けて、キリオスは今大会でサービスエース1本につき200豪ドルを寄付する活動を行っていた。

「まだ被害は続いている。全てが続いている。先月は自分にとって多忙を極め、感情的なものだった。本当に疲れた。これからもここでできる手助けを続けたい」

一方、勝利したナダルは準々決勝で第5シードのD・ティーム(オーストリア)と対戦する。ティームは4回戦で第10シードのG・モンフィス(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。

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【放送予定】
1月20日(月)~2月2日(日)WOWOWにて連日生中継[大会第1・2日無料放送

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(2020年1月28日8時54分)
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