ハレプ初決勝へ「大きな挑戦」

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は11日、女子シングルス準決勝が行われ、第7シードのS・ハレプ(ルーマニア)が第8シードのE・スイトリナ(ウクライナ)を6-1, 6-4のストレートで破り、初の決勝進出を果たした。試合後ハレプは「今までの芝での試合で最高のもの」と振り返った。

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この日、ファーストサービスが入ったときに74パーセントの確率でポイントを獲得したハレプは、スイトリナに1度ブレークを許したものの、自身はそれを上回る5度のブレークに成功。1時間13分で勝利を決めた。

試合後の記者会見でハレプは「スイトリナはとても強った。ポイントをあきらめなかったし、ラリーは長く力強いものだった。耐えるのがとても大変だった。けれど実は彼女が打ったどの球にも準備ができていた。彼女相手に何度も戦っているし、リズムを落とすことはないだろうとわかっていた」と語った。

「コート上では強くいなくてはならなかった。今日は、また今までの芝での試合で最高のものだった」

ウィンブルドン初優勝をかけて、決勝で第11シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦する。両者は11度目の顔合わせでセリーナの9勝1敗。

ハレプは決勝について「セリーナとは何度もプレーしているし、多くの試合が接戦だった。今までの試合で学んだことは、自分にもチャンスはあるということ。私にとっては大きな挑戦でもある。どんなことも可能なはず。だからたとえ芝だとしても、勝てるチャンスはあると信じている。芝ではプレーを今までと少し変えた。ドロップショットを使うようにしている。スライスも多くした。サービスにも助けられている。数日前にも言ったように、今は、球が自分のところに来た時、どうすればいいかよくわかる、だから球がどう跳ねるか怖がらないようになった。感覚がいいんだと思う。あと下半身が安定しているようにも感じる。これは芝でのプレーにはとても大切なこと」と手応えを述べた。

一方、敗れたスイトリナは四大大会初の決勝進出とはならなかった。

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(2019年7月12日16時03分)
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