ウィンブルドンを最後に引退

男子テニスで世界ランク138位のM・バグダティス(キプロス)が24日に自身の公式サイトで、7月1日からのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を最後に現役を引退すると発表した。

ウィンブルドンにワイルドカードで出場するバグダティスは「ウィンブルドンがプロテニス選手として最後の大会になることをお伝えしたい。ワイルドカードをもらえて本当に感謝している。30年以上、人生の大半を占めたテニスというスポーツに、さよならを言う機会を与えてくれたことにもとても感謝している」と声明を公開した。

34歳のバグダティスは、2006年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でノーシードから四大大会初の決勝進出を果たす快進撃を見せると、同年のウィンブルドンではベスト4へ進出。世界ランキングは8位へ上り詰めた。

これまでツアー4勝しているバグダティスだが「決断は簡単ではなかった。自分が戻りたいと思っているレベル、特に肉体的に戻ることがとてもタフなものだということが証明された。それでも気持ち的には、まだやりたかった。この2年間はけがや痛みで、自分にとってとても苦しい時間だった」と近年はけがに苦しんでいたことを明かした。

「美しい妻と2人の娘、それから3人目の子どもも生まれるから、家族と自宅で多くの時間を過ごせることに、これ以上のワクワクはない。現役選手としてテニスにさよならをするのは悲しいけど、これからの人生の1ページにもワクワクしている。テニスには必ず関わり続けるつもりだから、きっとツアーで自分を見かけるはず」

「最後に、自分と共に、この信じられない旅に関わってくれた多くの人々へありがとうと言いたい。3歳でテニスを始めてから、ずっとサポートしてくれたお母さんとお父さんへありがとうと言いたい。いつも信じてくれて、よりいい選手になるために後押ししてくれてありがとう」

「自分のチーム、親しい友人、世界中にいる全てのファンへ。自分が訪れた全ての国や街で温かく迎えてくれた。みなさんからの愛、応援、エネルギーは今後確実に恋しく感じるものでしょう。こんな素晴らしい道のりをありがとう」

「全てを振り絞って臨む最後のロンドンが待ち遠しい」

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(2019年6月24日21時24分)
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