大坂撃破「1位を倒せて最高」

女子テニスのネイチャー・バレー・クラシック(イギリス/バーミンガム、芝、WTAプレミア)は20日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク43位のY・プチンセワ(カザフスタン)が第1シードの大坂なおみを6-2, 6-3のストレートで破り、ベスト8進出を果たした。試合後には「世界1位の選手を倒せて最高の気分。なおみのような選手を倒すのは常に最高」と語った。

プチンセワは大坂からミスを誘い出して第1セットを先取すると、第2セットもゲームカウント2-0とリードする。その後は大坂に挽回を許したが、第6ゲームから4ゲームを連取し、1時間8分で勝利した。

女子プロテニス協会のWTA公式サイトにはプチンセワのコメントが掲載されており「タフな戦いを予想していて、実際にそうだった。多くのゲームがデュースになって、アドバンテージも握られた。それを落としていたかもしれない。でも最終的に勝ち取ることができた。勝ち進めてうれしいし、満足している」と喜びを述べた。

今年5月にツアー初優勝を飾っているプチンセワは「初優勝は自分のテニスに自信を与えるものだった」と振り返っている。

準々決勝では、第8シードのJ・ゲルゲス(ドイツ)と対戦する。ゲルゲスは2回戦で世界ランク76位のE・ロディナ(ロシア)をストレートで下しての勝ち上がり。

プチンセワは「誰も自分が勝つと思っていないのは、いい気持ち。なぜなら、何のプレッシャーもなく戦うことができるから」と現在の心境を明かした。

「芝のシーズンは、とても短い。自分のショットをより自由に打つことが必要だと感じていた。より攻撃的になれたし、リズムに変化もつけられた。それが勝利の手助けになった」

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(2019年6月21日11時28分)
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