試合放棄キリオス「酷かった」

男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は16日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク36位のN・キリオス(オーストラリア)は同76位のC・ルード(ノルウェー)と対戦したが、3-6, 7-6 (7-5), 1-2の時点で試合を放棄した。

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第1セットを落としたキリオスは、タイブレークの末にセットオールに持ち込む。しかしファイナルセットの第3ゲームの時点で、すでにコードバイオレーションとポイントペナルティを主審から受けていた。そして自身のサービスを打つ時、会話する観客に向けて激怒した。

主審はスポーツマンシップに反するとして、キリオスにゲームペナルティを与えた。

キリオスはラケットを地面に叩きつけ、ベンチをコートに放り投げた。さらに「やめだ。やめてやる」と口にし、荷物をまとめてコートを後にした。

自身のインスタグラムでキリオスは「とても多忙な日だった。感情的になった。言いたかったことは、今日の会場の雰囲気が酷かった。とても不運だった。すまないローマ。たぶん、また来るよ」と綴り、当時の動画も投稿した。

一方、ルードは同日の3回戦で第7シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に4-6, 4-6のストレートで敗れた。

その他では第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)、第2シードのR・ナダル(スペイン)、第3シードのR・フェデラー(スイス)、第6シードの錦織圭らが8強へ駒を進めた。

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(2019年5月17日6時42分)
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