男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント（オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500）は１３日、シングルス１回戦が行われ、第３シードのＳ・チチパス（ギリシャ）は世界ランク５６位のＤ・ズムルに4-6, 6-1, 5-7のフルセットで敗れ、２回戦進出とはならなかった。

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この試合、チチパスは３度のブレークを許し第1セットを落としたが、続く第２セットでは本来の調子を取り戻しセットカウント１－１に追いつく。

しかし、迎えたファイナルセット、チチパスはズムルの鋭いストロークに付いていくことができずに２度のブレークを与え、１時間５４分で力尽きた。

男子テニス協会のATP公式サイトには「勢いは僕の方にあったはずだった。ダミル（ズムル）からコートに返ってくるボールがとても速かった。それが彼の長所だったのだと思う」というチチパスのコメントが掲載されている。

一方、勝利した２６歳のズムルはベスト８進出をかけて、２回戦で世界ランク５３位のＭ・ククシュキン（カザフスタン）と対戦する。ククシュキンは１回戦でＲ・ハーセ（オランダ）をストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第５シードのＤ・メドヴェデフ（ロシア）、ＪＷ・ツォンガ（フランス）、Ｍ・フチョビッチ（ハンガリー）が２回戦へ駒を進めている。

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