男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は12日、シングルス1回戦が行われ、第1シードの錦織圭が世界ランク36位のPH・エルベール(フランス)を3-6, 6-1, 6-4の逆転で破り、辛くも初戦突破を果たした。
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今年1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で約3年ぶりのツアー優勝を果たし、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)ではベスト8へ進出した錦織。
この日は第1セットを落とす苦しい展開からセットカウント1-1に追いつくと、ファイナルセットは先にブレークに成功。サービング・フォー・ザ・マッチの第10ゲームでは15-40とピンチを迎えたが、2時間11分で勝利。錦織は試合を通してファーストサービスが入った時に84パーセントの高い確率でポイントを獲得していた。
男子プロテニス協会のATPには「簡単な試合ではなかった。彼(エルベール)はいいテニスをしていて、サービスもよかった」と錦織のコメントが掲載されている。
「リターンゲームではちょっと苦戦を強いられて、大事なポイントが取れなかった。悪いプレーをしていたわけではなかったから、安定したプレーをするように努めていた。そして攻撃的でいるようにもした」
2回戦では、世界ランク84位のE・ガルビス(ラトビア)と対戦する。元世界ランク10位のガルビスは1回戦でM・コピル(ルーマニア)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日の1回戦では第4シードのM・ラオニッチ(カナダ)、第10シードのD・シャポバロフ(カナダ)らも2回戦へ進出。第8シードのD・ゴファン(ベルギー)は世界ランク33位のG・モンフィス(フランス)にストレートで敗れた。
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