元10位 ガルビスの快進撃が選出

男子テニス協会のATP公式サイトは11日、2018年に行われた四大大会の全試合の中から5つのアップセット(下剋上)を選出し、7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)3回戦でのE・ガルビス(ラトビア)A・ズベレフ(ドイツ)の試合が選ばれた。

当時世界ランク138位だったガルビスは予選3試合を勝ち抜き8年連続で本戦に出場。1回戦ではJ・クラーク(アメリカ)を4-6, 6-3, 7-6 (7-3), 3-6, 6-4の逆転で、2回戦ではD・ズムルを2-6, 6-4, 6-3, 1-6, 6-3の逆転で破り、ズベレフの待つ3回戦へ駒を進めた。

初の顔合わせとなったこの試合、ガルビスは第1セットを先取したが、第2・第3セットを落とし、後が無くなる。しかし、そこから巻き返したガルビスは第4・ファイナルセットを奪い返し、7-6 (7-2), 4-6, 5-7, 6-3, 6-0のフルセットで3時間20分の激闘を制し、大会初の4回戦進出を果たした。

ガルビスはベスト8進出をかけて4回戦で錦織圭と対戦し、6-4, 6-7 (5-7), 6-7 (10-12), 1-6で敗れた。試合後、ガルビスは「彼(錦織)は素晴らしいファイター」として予選から4回戦まで勝ち上がったことについては「最高だった。世界3位の選手(ズベレフ)にも勝利した。そんな選手も倒せると証明できた。それはいいことだった」と総括した。

また、その他の四大大会アップセットとして全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)4回戦でのT・サングレン(アメリカ)D・ティーム(オーストリア)の試合、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)準々決勝でのM・チェッキナート(イタリア)N・ジョコビッチ(セルビア)の一戦。

そして、ウィンブルドン2回戦でのG・ペラ(アルゼンチン)M・チリッチ(クロアチア)、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)4回戦でのJ・ミルマン(オーストラリア)R・フェデラー(スイス)の試合が選出されている。

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【放送予定】
12月15日(土)よる6:00
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(2018年12月12日19時40分)
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