錦織 復帰の今シーズンに手応え

男子テニスの最終戦 Nitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は15日、グループ・レイトン・ヒューイットの予選ラウンドロビン第3戦が行われ、第7シードの錦織圭は第6シードのD・ティーム(オーストリア)に1-6, 4-6のストレートで敗れてリーグ敗退が決まり、2016年以来2年ぶり3度目の決勝トーナメント進出とはならなかった。

>>ファイナルズ組み合わせ表<<

今大会の錦織は第1戦で6連敗していたR・フェデラー(スイス)をストレートで破る好発進を切った。第2戦のK・アンダーソン(南アフリカ)、第3戦のティームには直前で勝利していたため、決勝トーナメント進出に期待が膨らんだ。

しかし、アンダーソン戦では精彩を欠いてミスを連発し完敗。ティーム戦でも不調から抜け出せずにストレート負けを喫した。

後味の悪い形で今シーズンに幕を下ろした錦織は第3戦の後に行われた会見で「3試合はよくなかった。最後まで感覚がつかめなかった。葛藤の1週間でした。あんまりいい終わり方ではない」と振り返った。

しかし、今年の錦織は右手首のけがから復帰し、シーズンをATPチャレンジャーからスタートさせていた。

4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、 ATP1000)では「(手首に)痛みがあり、フォアが打てずに決勝までいった」と苦難を乗り越えて準優勝を飾った。

その後はウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で日本男子23年ぶりの8強入り、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)ではベスト4進出。

さらに好成績を残して2年ぶり4度目のATPファイナルズ出場を決め、世界ランキングでトップ10返り咲きを果たした。

最後に「十分すぎる1年。色んなことを乗り越えられた1年だった」と自身を評価している。

Nitto ATPファイナルズは8選手が2グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。リーグ戦1位通過者は、もう一方のリーグ戦2位通過者と準決勝で対戦する。

【グループ・グーガ・クエルテン】
(1)N・ジョコビッチ(セルビア) 3勝0敗
(3)A・ズベレフ(ドイツ) 2勝1敗
(5)M・チリッチ(クロアチア) 1勝2敗
(8)J・イズナー(アメリカ) 0勝3敗

【グループ・レイトン・ヒューイット】
(2)R・フェデラー 2勝1敗
(4)K・アンダーソン 2勝1敗
(6)D・ティーム 1勝2敗
(7)錦織圭 1勝2敗

現在開催中の男子テニスATPワールドツアー「男子テニス Nitto ATPファイナルズ」をWOWOWメンバーズオンデマンドにて配信!

【配信予定】
11月11日(日)~11月18日(日) 
■詳細・配信スケジュールはこちら>






■ 関連ニュース

・錦織「やっぱちっちぇーな」
・フェデラー 錦織を称賛「尊敬」
・錦織以外185cm以上の高身長

■おすすめコンテンツ

・錦織掲示板
・選手フォトギャラリー
・世界ランキング
・スコア速報

(2018年11月17日11時00分)
その他のニュース
もっと見る(+5件)