マクラクラン勉 国籍変更の理由

男子テニスのダブルス世界ランク73位のマクラクラン勉は15日にtennis365.netの質問に答え、今シーズンを振り返った。

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現在25歳のマクラクランは、2017年に国籍をニュージーランドから日本に変更。そして、デビスカップ ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本vsブラジル(日本/大阪、靱テニスセンター)の日本代表に選出され、内山靖崇とのダブルスに出場。

その後、楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード、ATP500)では再び内山と組み、日本ペアで2005年の岩渕聡/ 鈴木貴男組以来12年ぶり史上2組目の優勝を成し遂げた。


【日本国籍に変更した理由】

「日本人として戦う方がより多くの機会に恵まれるだろうと信じていたので、日本を代表して戦うことを決めました。子どもの頃にも多くの時間を日本で過ごし、プロになってからも日本の試合にたくさん出場していました」

デビスカップで日本代表として戦ったことについては「ワクワクしましたし、感謝の気持ちでいっぱいでした。最高の経験であり、素晴らしい選手たちと一緒にチームの一員になれたことも素晴らしい経験になりました。またデビスカップでプレーしたいと願っています」と答えた。

「これ以上、幸せなことはありません。今年はデビスカップで日本代表としてプレーしましたし、楽天ジャパン・オープンではワイルドカードを獲得できました。日本テニス協会のサポートは素晴らしいし、ファンからの応援も驚くばかりです」


【楽天OP優勝は「本当に驚きました」】

今年は下部大会のATPチャレンジャー ダブルスを中心に戦っていたマクラクランは、楽天ジャパン・オープンで快進撃を見せた。

準々決勝で今年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を制した第1シードのJJ・ロジェール(アンティル)/ H・テカウ(ルーマニア)を破ると、準決勝はストレート勝ち。決勝では第2シードのJ・マレー(イギリス)/ B・ソアレス(ブラジル)組を下し、ツアー初優勝を果たした。

「ATPツアー初めての試合だったので、本当に驚きました。1回戦に勝つだけで幸せだと思っていました。より高いレベルでも戦える力はあると思っていましたが、楽天ジャパン・オープンの結果は驚きました」


【今後もダブルスを中心に戦う】

今シーズンに飛躍したマクラクランは、これからもダブルスを軸に戦い続けると明かした。

「もちろんです。シングルスの試合には、あまり出場していません。ダブルス選手として、なるべく長いプロテニス人生を送りたいと思っています」

憧れの選手はR・フェデラー(スイス)と話すマクラクラン。今後の目標は「ダブルスでのトップ10入りと、グランドスラム優勝です」と、さらなる飛躍を誓った。






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(2017年12月17日19時15分)
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