急死ノボトナ 追悼の意込め募金

女子テニスで元世界ランク2位のJ・ノボトナ(チェコ共和国)は、11月19日に49歳の若さでこの世を去った。

8日に女子プロテニス協会のWTAは公式サイトで、ノボトナの功績を称え、追悼の意を込めてノボトナの名のもとで国際テニス殿堂への募金を行うと発表した。

1998年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で優勝したノボトナは、2005年に国際テニス殿堂入り。

その表彰式で、ノボトナは涙を流しながら「この名誉を受け取ることは、私が積み重ねてきたことが認められたという証です」と当時に語った。

シングルスとダブルス、さらに混合ダブルスを合わせると17度グランドスラムを制覇したノボトナの突然の訃報は、テニスに関わるコミュニティからも多くの悲しみとなった。

アメリカのロードアイランド州ニューポートで運営している国際テニス殿堂は非営利団体で、歴史に残るかつての選手たちの人生を通してテニスの歴史を伝えている。募金はテニスの歴史の保存と繁栄の活動にあてられ、ノボトナのような素晴らしいチャンピオンたちの功績を祝うために使われる。

現在展示されている物の1つとして、1998年にノボトナがウィンブルドンで優勝した時に使用していたラケットがある。その優勝は世界中のテニスファンの脳裏に焼きついている思い出である。






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(2017年12月11日17時07分)
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