パリの裁判所は16日、フランス政府の元スポーツ省大臣であるロズリーヌ・バシュロに対し、男子テニスで世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)へ12,000ユーロ(約160万円)を支払うよう命じた。
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昨年にバシュロ元大臣はフランスのテレビ番組で「2012年にナダルがツアー離脱したのは、ドーピングをしているから」と発言。これに対し、ナダルはイメージを傷付けられたとして100,000ユーロ(約1,300万円)の損害賠償を請求していた。
ナダルは16日に自身のフェイスブックで「報道でも分かるように、自分、チーム、そしてファンにとって幸せな日となった。自分を信じてくれた全ての人々に感謝したい」と現在の心境を綴った。
また、今回の賠償金の全てをフランスのチャリティーへ寄付すると発表している。
現在開催中のNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)にナダルは第1シードで出場したが初戦で敗れた後、膝の負傷により棄権を表明していた。
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