◇楽天ジャパンオープンテニス2010総括
大会の総括を表示します。
世界王者ラファエル・ナダルの初来日、錦織圭の2年振りとなる出場など、大会前から多くのトピックスが溢れていた今年の楽天ジャパンオープン。好天にも恵まれた今年は、1度も別会場を使用することなく全ての試合を有明テニスの森で消化できただけでなく、史上最高となる80,131人もの観客を動員し、まさに最高の形で幕を下した。
男子シングルスでは、ハードな日程をこなしながらも決勝に進出したナダルがガエル・モンフィスを破り、初来日で初優勝。ビクトル・トロイキとの準決勝では、マッチポイントを握られる大ピンチもありながらも運も味方につける強さで勝利、決勝では世界ナンバー1の力を如何なく発揮しての勝利で日本のファンを大いに喜ばせた。
女子シングルスでは森田あゆみが決勝で36歳のベテラン、ジル・クレイバスを退け日本勢としては12年振りとなるタイトルを獲得。クルム伊達公子や杉山愛といった大先輩達にまた一歩近づいた。
男子ダブルスでは、エリック・バトラックとジャン・ジュリアン・ロジャー組が、急遽今大会への出場が決まっていたアンドレアス・セッピ/ドミトリー・ツルスノフ組を破りタイトルを獲得していた。セッピ/ツルスノフ組は、前日に行われた準決勝を深夜過ぎに行っており、日程が恵まれなかった。
女子ダブルスでは、第1シードのクレーバス/タマリン・タナスガーン組がタイトルを獲得。雨によるスケジュールの遅れにより、22時過ぎから開始された決勝を制しての優勝だった。
今大会では、多くの日本勢が男女問わず本戦に出場しており、特に男子勢は全員が初戦敗退と残念な結果に終わったものの、世界の強豪に立ち向かって言った錦織、添田豪、そして伊藤竜馬の3人には地元ファンから大きな声援が送られた。
また女子では、元世界ランク47位の中村藍子が本格的にツアー復帰を果たした。結果は1回戦敗退に終わった彼女であったが、これからの活躍に期待したい。また若手からは奈良くるみ、土居美咲、そして石津幸恵ら次代のエース候補がこぞって出場、特に優勝した森田との準決勝まで勝ち上がった土居は、今後に向けて大きな自信がついたことだろう。