2016年10月26日
さまざまなデータが取れるスマートテニスセンサー。
そのデータの中でも、プロコーチが口をそろえてチェックするデータがあります。
体の小さいジュニアや華奢な方が力強いボールを打っている、その理由はこのデータを見ればわかるんです。
今日はテニススクールに通っている開発メンバーのデータの活用方法についてご紹介します。
コーチがチェックするデータ、それはズバリ!「スイング速度とボール速度の差」です。
こちらはコーチのアドバイスを受ける前のデータです。
スイング速度の方がボール速度よりも8km/h高く出ていることがわかります。
コーチに自分に合った課題を指摘してもらうと、ボール速度が平均+15km/hもあがりました!!
コーチにアドバイスをしてもらうと、ほとんどの人の数値が上がります。
これまでもコーチのアドバイスを試して、なんとなくうまく打ててるような気になっていましたが、数値ではっきりと見えるとさすがコーチ!と説得力も上がります。
コーチがよく言われるポイントを紹介します。
最も力の入るポイントでボールをとらえる
体の軸がぶれない、体が流れないように打つ
力まない、自然体で力を抜いて打つ
プレーヤーによって修正する点は違いますが、上記のようなアドバイスの組み合わせで伝えていることが多いようです。
球出し練習ではなく、これを動きの中でやるというのができることが大事ですね。
当然ですが、トッププロとなるとこの数値がぐんと上がります。
スイング速度よりもボール速度が10km/h~30km/h高いことも多く、なぜこんな数字が出るんだ?とびっくりします。
こちらは以前練習でデータを撮らせてもらった、ボルナ・チョリッチ選手のデータです。
(株式会社ヨネックス 新商品発表会で配布された資料より)
体幹が強くまた体がうまく使えているためとコーチは言います。
体の使い方を修正すれば、ほとんどの人がより強いボールが打てるようになる!とコーチは言います。
みなさまもこの「スイング速度とボール速度の差」を意識して、力強いボールを打ち込みましょう!