2016年10月20日

【チャレンジドリル03】本村剛一選手による「4点打ち」| スマートテニスセンサーのデータでプロのドリルに挑戦!

本村剛一選手 http://spora.jp/motomura51/ 1992年プロ転向。その後、全日本選手権男子シングルスで4度優勝(1999年・2000年・2002年・2003年)。 デビスカップの代表選手として単複通算42回出場。2009年11月全日本選手権にて現役引退し、現在はYONEXのアドバイザリープロとしてテニスの普及と強化に携わる。ATP最高ランク134位。

本村剛一選手によるチャレンジドリル「4点打ち」とは?

実際のラリーで使うバリエーションを4球にコンパクトに盛り込んだ基本的なドリルです。フォアハンド、バックハンドそれぞれのパターンがあります。

▼本村剛一選手からのアドバイス

1球目、右足を踏ん張り体をしっかりターンさせることで、下半身からのパワーをしっかりボールに伝えるようにしてください。戻るときにはクロスオーバーステップで素早く戻ります。
2球目はボールとの距離感に注意。
3球目はベースラインより後ろから打つので、重心が後ろに流れないように右足とお尻で壁を作るイメージで。
4球目の回り込んでの打ち込みは、ボールの斜め後ろに素早く入ること、その後距離感に注意しながら打ちたい方向に体を持って行くようにしてください。頑張って!

【チャレンジドリル】本村剛一プロによる「4点打ち」

では実際に本村剛一選手がこの「4点打ち」ドリルを行う様子を動画でご覧ください。動画では「フォアハンドバージョン」の後に「バックハンドバージョン」が続きます。

[チャレンジドリル03] 本村剛一選手の「4点打ち」に挑戦!|スマートテニスセンサーのデータでプロのドリルに挑戦

次に、スマートテニスセンサーで計測したドリル中の本村剛一選手のデータを確認してみましょう。
▼フォアハンドトップスピンのスマートテニスセンサーデータ

▼バックハンドトップスピンのスマートテニスセンサーデータ

【チャレンジドリル】本村剛一選手による「4点打ち」ここに注目!

[ここがすごい! 注目ポイント1]
スイング速度よりもボール速度が速くパワーの伝わっているバックハンド
バックハンドはボール速度がスイング速度よりも速く出ています。バックハンドの動画をもう一度チェックしてみてください。しっかりと体を回転させてスイングのパワーをボールに乗せていることがわかりますね。

[ここがすごい! 注目ポイント2]
ロブのスピン量がスマートテニスセンサー計測最高レベルの+10!
フォアハンドはバックハンドよりもスピンを掛けている分、ボール速度はスイング速度よりも遅くなっていますが、注目すべきは3球目のロブのスピンがなんと+10!
後ろに下がりながらも、しっかりと足を踏ん張ることによりスピンがかかっています。

参考データとして、この日一緒に練習した高校生ジュニア女子選手の「4点打ち」データも見てみましょう。

4点打ちドリルを2回連続して行ったデータです。ロブの時に特に強くかけたいはず3球目と7球目のスピン量が他のショットと同程度にとどまっています。
下がって打った時に、体が流れてしまってスピンがかかっていない状態になっているということがデータからも読み取れます。

本村剛一選手のチャレンジドリル「4点打ち」いかがでしたか。
スマートテニスセンサーを活用し、ショットが意図通り打てているかを映像とデータで確認しながら練習することで、実戦で活かせるショットを身に付けましょう。

本村剛一選手ありがとうございました!
みなさん次回のプロ選手からのチャレンジドリルもお楽しみに!

※取材協力:YONEX株式会社

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