男子シングルスCクラスには、03年7月にクアードクラスで世界ランキング1位となった橘信宏がワイルドカードで参戦。見事に優勝を飾った。
アテネパラリンピックの金メダル候補と言われていた橘だった。しかし、パラリンピックイヤーに入るとITFクラス分け委員は、橘のクアードでの出場を認めない判定を下した。そのために、橘のアテネでの出場はかなわなかった。
しかし、橘のテニスへの情熱は冷めていなかったようだ。今大会のCクラスでの優勝を機に、さらに上を目指していくだろうか。
(2005.05.11 文:酒井朋子)