日本勢の活躍に期待!
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5月17日から、福岡県・筑豊ハイツで「ジャパンオープン(飯塚国際車いすテニストーナメント)」が開催される。
ジャパンオープンは、NEC車いすテニスツアーの四大大会、SS(スーパーシリーズ)の中の一つである。
今年で20回目を迎える「ジャパンオープン」は、04年からSSにグレードアップし、世界のトッププレーヤーの集まる大会となっている。
男子シングルスの最大の注目は、なんといっても斎田悟司、国枝慎吾の二人がどこまで勝ち進むのかだろう。斎田、国枝の対戦が実現するのかも、楽しみなところだ。直前の神戸オープンでは、決勝で国枝が勝利したが、果たして次はどちらが勝つのだろうか。
両選手には、優勝の可能性も十分あるといっていい。しかし、アテネで銀メダルを獲得した、現在世界ランキング2位のデビッド・ホール(オーストラリア)が、今大会エントリーしている。斎田、国枝両選手にとって、ホールとの対戦がいちばんの山場になってくるだろう。
02年には、斎田が優勝を果たしているこの大会。二度目の優勝を飾ることができるだろうか。
男子ダブルスでは、斎田/国枝組のプレーが見られるはずだ。世界最高峰のダブルスで優勝を狙っている。この世界一を誇るダブルスがどんなものなのか、ぜひ会場に足を運んで見てもらいたい。
女子シングルスでも、日本勢の活躍に期待したい。世界ランキング上位4名がエントリーしていないため、優勝の可能性も高くなっていきている。
特に、世界ランキング9位の八筬美恵は、今年「クラッシック8」と「神戸オープン」の2タイトルを手にしている。昨年は0回戦敗退だったが、今年はかなり期待できそうだ。
クアードには、アテネの金メダリスト、ランキング2位のピーター・ノーフォーク(イギリス)、ランキング3位のサラ・ハンター(カナダ)らが参戦する。対する當間寛ら日本勢がどこまで食らいついていけるかにも、注目したい。
ジャパンオープン開幕まで、秒読み! 今年はどんなドラマが生まれるだろうか。
(2005.05.16 文:酒井朋子/写真:吉村もと)